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デーモンとは
デーモンとは:
- バックグラウンドで常に動作しているプログラム
- システムサービスを提供する常駐プログラム
- 通常、ユーザーとの直接的なやり取りを行わない
特徴:
- 命名規則
- 多くの場合、名前の末尾に「d」がつく
- 例:
- sshd (SSH デーモン)
- httpd (Webサーバーデーモン)
- named (DNSサーバーデーモン)
- 動作の仕組み
- システム起動時に自動的に開始
- バックグラウンドで常に実行
- 必要なときにサービスを提供
よく使用されるデーモンの例:
sshd - セキュアシェル接続を管理
httpd - Webサーバー機能を提供
crond - 定期的なジョブを実行
systemd - システム管理デーモン(現代のLinux)
デーモンの確認方法:
# 実行中のデーモンを確認
ps aux | grep "d$"
# 特定のデーモンの状態確認(systemd使用時)
systemctl status sshd
簡単な例え:
- デーモンは「常駐の管理人さん」のようなもの
- 24時間365日、必要な時にサービスを提供できるよう待機している
デーモンの管理(systemdの場合):
# デーモンの起動
systemctl start sshd
# デーモンの停止
systemctl stop sshd
# 自動起動の有効化
systemctl enable sshd
# 自動起動の無効化
systemctl disable sshd