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DNSのTTLついて

ひでひで

AWSのDNSサービスについて説明します。

Amazon Route 53

Amazon Route 53は、AWSが提供するスケーラブルなDNSウェブサービスです。Route 53は、以下のような機能を提供します:

  • ドメイン登録: 新しいドメインの登録や既存ドメインの移管ができます。
  • DNSルーティング: ドメイン名をIPアドレスに変換するためのDNSレコードを管理できます。
  • ヘルスチェック: サービスのヘルスチェックを行い、ダウンタイムを監視し、トラフィックを正常なエンドポイントにルーティングできます。

TTL(Time To Live)の変更

TTLはDNSレコードがキャッシュされる時間を秒単位で指定する値です。TTLを短く設定することで、DNS変更の反映が速くなりますが、キャッシュの利用が減るため、DNSクエリの頻度が増加し、結果としてネットワークトラフィックが増えることになります。

TTLの変更手順

TTLを3600秒(1時間)から60秒に変更するには、以下の手順を踏みます:

  1. AWS Management Consoleにログイン: AWS Management Console にログインします。
  2. Route 53にアクセス: サービスリストから「Route 53」を選択します。
  3. ホストゾーンの選択: 変更したいDNSレコードが含まれているホストゾーンを選択します。
  4. DNSレコードの編集:
    1. ホストゾーン内の対象レコード(例:Aレコード、CNAMEレコードなど)を選択します。
    2. 「Edit record set」をクリックします。
    3. 「TTL」フィールドに新しい値(この場合は60秒)を入力します。
    4. 「Save record set」をクリックして変更を保存します。

CLIを使用してTTLを変更する方法

AWS CLIを使用してTTLを変更することも可能です。以下はその例です:

aws route53 change-resource-record-sets --hosted-zone-id <ホストゾーンID> --change-batch '{
    "Changes": [
        {
            "Action": "UPSERT",
            "ResourceRecordSet": {
                "Name": "<レコード名>",
                "Type": "A",
                "TTL": 60,
                "ResourceRecords": [
                    {
                        "Value": "<IPアドレス>"
                    }
                ]
            }
        }
    ]
}'

このコマンドでは、ホストゾーンID、レコード名、レコードタイプ(例:Aレコード)、TTL、およびIPアドレスを指定する必要があります。

注意点

TTLを短く設定することは、DNS変更の反映を迅速にするのに有効ですが、頻繁なDNSクエリが発生するため、パフォーマンスやコストに影響を与える可能性があります。

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