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udevadmコマンドとudevadm monitorについて

ひでひで
  1. udevadmとは:

    • udevシステムを管理・制御するためのコマンドラインツール
    • デバイス情報の取得、udevの制御、ルールのテストなどができる
  2. 主なudevadmのサブコマンド:

    • info: デバイス情報の表示
    • trigger: デバイスイベントの手動発生
    • settle: udevの処理完了を待つ
    • control: udevデーモンの制御
    • monitor: デバイスイベントのリアルタイム監視
  3. udevadm monitorについて:
    簡単に言えば:

    • デバイスの接続・切断などの変化をリアルタイムで表示するツール

    日常生活の例え:

    • ホテルのフロントデスクで、客の出入りをリアルタイムで監視するようなもの
  4. "カーネルのuevent"とは:

    • カーネルが検出したハードウェアの変更通知
    • 例:USBメモリを挿入したときの「新しいデバイスが来ました」という通知
  5. "udevルールによって処理されるイベント"とは:

    • udevがueventを受け取り、ルールに基づいて行う処理
    • 例:USBメモリに特定の名前を付ける、自動マウントするなど
  6. "デバイスパスを表示する"とは:

    • 変更があったデバイスの場所や識別情報を表示すること
    • 例:/devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-2(USBポートの位置)
  7. udevadm monitorの使用例:

    sudo udevadm monitor
    

    実行後、USBメモリを挿入すると以下のような出力が表示されます:

    KERNEL[1234.567890] add      /devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-2 (usb)
    UDEV  [1234.568901] add      /devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-2 (usb)
    
  8. 出力の意味:

    • KERNEL: カーネルが検出したイベント
    • UDEV: udevが処理したイベント
    • add: デバイスの追加(remove: 削除)
    • /devices/...: デバイスのパス