The Coffee Inc 2攻略のコツ
コーヒーインク2序盤の攻略のポイント
超おもしろくて学びにもなるゲーム、コーヒーインク2。
試行錯誤を経て、最大の難度(最難級,競合5社,資本金2200万)で競合の全社がほぼゾンビ(成長なしで生きてるだけ)という状態までもっていけました。そのときに意識したポイントをメモします。
※内部のアルゴリズムは分からないので、ぜんぜん的外れなことしてる可能性はもちろんあります。
※あくまで私のメモなので参考程度に。そのまま真似るのではなく自分なりのルールや仮説をもってプレイしたほうが楽しめます。
※2024年3月にプレイした記録なので、今後のアップデートなどで状況がガラッと変わる可能性はもちろんあります。
序盤の攻略ポイントの概要
これだけ見れば十分かも。一応、各項目の詳細は後述しています。
- ゲーム開始直後に良いコーヒー豆を調達
- 序盤の出店戦略
- 銀行でローンを組めるだけ組む。申請しまくり。
- 1つの地域に集中して出店。ニューヨークやロンドンが良さそう。
- 歩行者数が12,000人/週以上の場所に出店。なければ10,800以上などできるだけ多いところ。
- 外装内装は最安、設備は最高のものを。
- 広告は出さない
- 各店の宣伝の設定
- 口コミ向上&売上アップのために色々つける
- 各店の人事の設定(ここ大事)
- 倫理能力の高い店長を雇う
- 店員の能力とモラルが向上傾向になるよう、満足な時給で7人雇う
- 店長に人事を委任すると↑が壊れることがあるので委任しない。面倒だけど。委任するなら店員の能力とモラルが低下傾向になっていないかたまに確認する。低下傾向になると売上伸びない(多分)
- (福利厚生の不満が出たら)オフィス借りて人事部を設置
- 広くて安いオフィスを探す。筆者はシカゴで、36人/フロア、賃料50万円台/週、のオフィスを見つけた
- 店員から不満が出ている福利厚生をつけて、不満を解消する(各店の店員の能力とモラルに寄与する)
- 商品開発部を設置して新商品開発
- 星5商品を最短で作る。開発完了しリリースしたらすぐ次を開発を繰り返す。
- 新商品リリースを繰り返すとスパイクかつ継続的に売上が伸びる
- 技術部を設置してアプリ開発
- 効果あるか分からないけどありそう
ゲーム開始直後に良いコーヒー豆を調達
デフォルトの豆はステータスが低いので、ゲーム開始直後から色んな地域の焙煎企業をみて良い豆を探します。
ステータスが高くて値段が安い豆が見つかるはずです。今つかってる豆より良いものがあったら随時即採用。
店の運営費用のうち豆が占める割合はそこそこ大きいので、ここのコストは結構重要です。
序盤の出店戦略
- ゲーム開始したらまずは銀行から可能な限りお金を借りる。色んな地域の色んな銀行にローン申請する。でも何個申請しても1個か2個くらいしか通らないので面倒なら今いる地域だけでもよい。お金借りれたらすぐ出店する。でも同時出店しすぎて開店準備中・開店直後の低収益期間にローン破産しないよう注意。
- まずは一つの地域だけに出店していく。地域を分散させずにまとめたほうが認知度の累積が効くため。
- なるべく多額の収益を得るため、まずは動く金額が大きい地域を狙う。自分はニューヨークにしたけど、ロンドンとかでもよさそう。
- 週間歩行者数が多いところに出店。賃料高いけどその分売上が大きい。「12,000人/週」以上くらいが最大ぽいので出店。なければ10,800以上とか。それもなければ別な地域に進出。だいたい4-7店舗くらい出店したら次の地域に行くことになるはず。
- ゲームが進んで出店できる箇所が減ったら10,000以上にも妥協して出店
- 自分の店同士が近すぎないように。各店の宣伝タブの売上シェア欄に自分の他店が出ないように。
- 出店がある程度進んだら近接でも出店してよい。近接しても既存店の減益より新店の増益のほうが大きいし、競合に良い立地取られるのを防ぎたい。(というか近接しても全く減益しないかも。それなら序盤から近接しても問題なさそう)
- 外装・内装は最安のものを。設備は最高のものを(後で交換するのお金かかるし面倒くさい)
広告は出さない
広告にお金は使わず、さらなる出店や内政(福利厚生の充実など)に当てるべきです。
序盤からたくさん広告にお金使ってたら多少は売上増えたけど、その間にだんだん競合の店が増えて売上さがって赤字になって、このままでは翌週破産とまでなりました。
そこで広告費を全部カットしたら大きく黒字になり、そのお金を使って新しい地域にも出店しどんどん儲かり、圧倒的V字回復を果たしました。
新しい地域では認知度ゼロから広告なしで儲かる流れを作れたので、広告はあまり効果ない気がしました。出店を増やせば認知度もある程度は勝手に上がりますし。
もしかしたら完全ゼロよりも良いバランスがあるのかもですが、最高難度で勝ててるのでゼロでいいじゃんと。
ただ、ゲームが進んで自社一強状態になったら、各地域で広告費を大きくかけて他社の売上を奪ってより盤石な状態を作れた。
※この項で言う広告とは、広告代理店や自社の宣伝部による看板広告やラジオ広告などを指します。各店で行う「宣伝」(Wi-Fiやダイレクトメールやローカル検索広告など)は含めません。
各店の宣伝の設定
これはあまり試行錯誤せずエイヤで決めてます。もっといい設定あれば教えてください。
店にネガティブ口コミが入らない&ポジティブ口コミが入るように
- 高速Wi-Fi、コンセント、音楽ストリーミング、ケータリング、SNSいれる
- リサイクル容器を最低限いれる
- 地域振興を最大限いれる
なんとなく売上が増えそうなので
- おかわり1杯無料を平日だけいれる
- ダイレクトメールを最大限いれる
- ローカル検索広告を最大限いれる
各店の人事の設定
これをミスると、店員がすぐ辞めサービスの質も下がり売上も伸びない(これが原因か定かではないが)というネガティブスパイラルが長期に続いてしまったので、重要だと思います。
店員の能力・モラルを向上傾向にするために、店がオープンしたときには
- 店長を必ず雇い、店のトラブル解決を委任する。店長の倫理能力は90以上。
- 店員は7名にする。ちょっと多すぎる気はするけど。店員が辞めたら都度補充する。
- 時給は、不満(時給に関して赤セリフが出ている状態)な店員が1人もおらず、その金額で満足(時給に関して緑セリフが出ている状態)している店員がその地域全体で1人でもいるのを確認できた金額
オープン時に↑の設定をしても、店長に「店員の時給の管理を委任する」と勝手に変更されてしまうので、委任しません。
時間が経つと店員の能力とモラルが向上し、いずれ99になります。ここまでいくと店員数を半分にしても回りそうです。
ただ委任しないと店員が辞めるたびに対応が必要で大変なので、できれば委任したい。店長の人事能力が90以上あれば委任してもよいと自分ルールを作ってました。
委任した後は、念のため、翌週以降に店を見に行って、もし(店員数や時給が減らされて)能力とモラルが低下傾向に入っていたら、委任を解除して↑の設定に戻します。
店長の人事能力と倫理能力が90以上あれば、委任してもそんな調整はされないはずという仮説を立ててましたが、そんなことはないので、90以上にこだわる必要なさそう。
良い組織を作るにはリーダーの倫理感から。これは現実にも通じそう。
オフィス契約と人事部の設置
店舗と店員を増やしていくと、そのうち店員から福利厚生に関する不満(社会保険,学費補助,レクリエーション,社員教育など)が出始めるので、オフィスを契約して人事部を設置して福利厚生の提供を始める。
これをしないと、店長や店員の退職や、それによる店員能力とモラルの低下傾向が続いてしまい、売上が下がる。
オフィスは1フロアが広くて賃料が安いところが良い。階数は少なくてもいいけど、多いほうが機能をまとめられて操作が楽。私は1フロア36人で賃料50万円台で7階建てのシカゴのオフィスにしました。
店員から多く不満があがってる福利厚生メニューを選んで最低限の金額で提供。しばらくするとまた不満が出始めるので金額を増やす。
商品開発部を設置して新商品開発
しばらくすると少しずつ売上が下がってきたので、オフィスに商品開発部を設置して、新商品の開発を始めた。
なるべく星5の商品を作りたいので、週の開発費を最大の500万円、開発期間を12週間(24週間にしても星5確率あまり変わらないので)にして開発。
新商品をリリースすると売上が大きく伸びる。リリースしたら次の商品開発を開始する。
2つ以上並行して開発してもいいけど、私はなんとなく1つで回した。
技術部を設置してアプリ開発
費用対効果はわからないけど、これをしたら結構売上伸びました。(少なくとも最初の開発完了時には)
オフィスに技術部を設置してアプリ開発をスタート。私は2つの開発を並行して進めてました。
経営安定化後の流れ
上述のポイントを意識して店舗と売上を拡大していけば、そのうち自社一強状態になるので、その後は楽しくお金を増やしていくだけのゲーム。
ここからは有料オプションの購入が必要ですが、
まずはベンチャー投資。ほとんど失敗するけどたまに大当たり(上場や売却が発生して多額の現金が手に入る)。
手に入った現金でたくさん出店。さらにベンチャー投資。現金が多く余り始めたら不動産を購入。
店舗出店できる箇所は少しずつ増えるものの、もう出店したい場所がなくなってくるし、出店しても収益インパクトは少ないので、私はベンチャーと不動産投資をやり続けてます。
この先の未来として、会社のお金を株主配当や年間報酬または持ち株の売却で個人のお金に変換して、高級車とか買える楽しみがあるみたいです。
コーヒーインクは素晴らしい
この記事はこれを言いたくて書きました。
ゲームとして素晴らしい
すごく面白い。
普段ゲームをやらない人もハマってるようで、私(もともとゲームは好きだけど近年ほぼやってない)もガッツリ楽しみました。
しかも勉強になります。
コーヒー店経営や会社経営の擬似体験を通して、それぞれで考えるべき観点を学べます。そりゃ現実と違う点は多々あるでしょうが、全く考えたこともなかった観点のその存在を知るだけで、思考の地図を拡げられます。
一人のクリエイターの作品として素晴らしい
素晴らしいことに、企画からデザインやコーディングなど全てを一人で個人開発でつくられているそうです。
Side Labsでは、1人で開発することに最初からこだわっていました。いわゆる「商品としてのソフト開発」から手を引いて、「芸術としてのソフトウェア」を作りたいと思っていたからです。
↑ こんなにも憧れ共感できるお言葉はありません。
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