DevinでGoogleカレンダーに予定を追加する
はじめに
前回のDevin紹介記事 でMesonではDevinを導入したという記事を書きました。
今回はDevinでブラウザ操作を行い、認証が必要なサービスにアクセスする方法を紹介します!
Devinのセッションについて
まずDevinでブラウザを操作する下準備をしていきます。
Slackで操作することができるDevinですが、Slackで依頼を行うと依頼をしたセッションのWebAppへのリンクが送られます。
セッションのページにアクセスすると、Devinがいま何をしているかを見ることができます。
このページでは、現在Devinが作業している環境に対してユーザー側が介入することができるため、何かDevinがおかしな処理をしていたときに指摘したり、ログインなどユーザーが行わなければいけないことを代わりに行うことができます。
左側にはこちらから依頼した内容や、今Devinが何をしているのかが表示されていきます。
右側にはDevinが動いているUbuntu上のブラウザやVSCodeの内容を見ることが可能です。
ここでユーザー側が代わりにブラウザ操作やコードの修正なども行うことが可能なので、Devinのサポートをしてあげることができます。
この機能を使ってユーザー側がログインをセッション内で行ってあげることで、Devinがログイン情報を維持した状態でブラウザ操作を行うことができます。
DevinをGoogleカレンダーにアクセスさせる
試しにDevinにGoogleカレンダーに予定を追加させる依頼をしてみましょう。
まず、Devinにカレンダーに予定を追加してもらうように依頼を行います。
依頼時にはまだDevinはカレンダーにアクセスできないので、ログインはこちらで行う旨を伝えます。
セッションにアクセスをしてブラウザを選択してブラウザを開きます。
ブラウザを開いたのち Interactive
モード を選択してユーザーが操作できるようにします。
次にブラウザを操作しGoogleにログインを行います。
ログインが完了したら Devinにログインしたことを伝えて、作業を進めてもらいます。
無事に予定を追加することができました!
まとめ
今回はGoogleログインをセッション上で行いましたが、公式には Share your Cookie というアドオンを使ってCookieを共有する方法も紹介されています。
毎回ログインが面倒な場合は追加すると便利かもしれませんが、権限を渡してしまうことになるため、こちらも注意して使用してください!
Devinを使って買い物をしてもらったり、Notionの記事を読んでもらったり、ログインが行えることでできることが増えるのでいろんな使い方を模索していきたいですね!
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書いた人
佐藤 寿樹
株式会社コナミデジタルエンタテインメントに入社し5年間ウイニングイレブンのオンライン実装に携わる。
その後、株式会社コロプラで9年間エンジニアとしてアプリ開発・運用を行い、位置情報やARを使用したARゲーム開発、OculusRiftやPSVRなどのVRゲーム開発を経験しMESONへ入社。
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