tarコマンドのオプションが覚えられない自分を救いたい よってイメージで脳に刻み込むことにした!
お疲れ様です。MESIです。
みなさんtarコマンドは使ってますでしょうか。
ファイルを圧縮したり展開したりするときに使うのですが、このコマンドには厄介な問題があります。
それはオプションが思い出せず、毎回調べないといけないことです。
ただダウンロードしたファイルを展開したいだけなのに。。
と毎回面倒くさいですが、ChatGPTに聞いています。
正直毎回調べるのは凄いストレスですね。
なので、今回はこのストレスに終止符を打つべく、この記事を書きました。
tarコマンドのオプションを覚えられない自分を救います!
この記事で覚えるオプションたち
こいつらです。
オプション | 説明 |
---|---|
x | アーカイブの展開 |
c | 新しいアーカイブの作成 |
v | 処理したファイルの内容を詳しく出力 |
f | アーカイブファイルの指定 |
z | アーカイブの作成・展開に合わせ、gzipで圧縮・解凍をする |
この5つがよく使うやつですよね。
「bzip2やxzは?」だと!
ナニソレオイシイノ?
とにかくイメージで印象づける
脳の海馬にtarコマンドのオプションを刻み込むためには視覚的なイメージを刻み込むのが一番です。
アーカイブの展開時と作成時のxとcをどう覚えるか?
まずtarコマンドはアーカイブの
- 展開時には「x」
- 作成時には「c」
を使います。
これをイメージに落とし込みましょう。
展開時はアーカイブされたファイルがX状に広がっていくイメージ
xはアーカイブされたファイルがx状に解き放たれていくイメージを持ちましょう。
アーカイブ作成はファイルが包み込まれるイメージ
cはcという文字にファイルが包み込まれるイメージを持ちましょう。
このイメージで展開時と圧縮時で
「どっちだっけ?」
となることはなくなるはずです!
他のvとfはどうする?
xとcをイメージに落とし込みました。次はvとfを見ていきます。
vの覚え方
vは詳細な(verbose)診断出力を有効してtarがファイルやディレクトリを処理する際にアーカイブ内のそれらの名前を表示します。
また、ファイルのサイズやパーミションの情報も表示されるようになるコマンドです。
verboseという英単語を知っていればその頭文字なので覚えやすいですが、私は知りません。
よってこいつの覚え方は、詳細を表示するUIのあれをイメージしましょう。
詳細を表示しないときは「>」のマークですが、詳細を表示すると「v」とまさにこれ。
fの覚え方
「f」はファイルを指定することを意味します。
そのまま「file」のfです。
流石に私も「file」は知っているのでここままでOK。
zはどうするか?
基本的にダウンロードしてきたものを展開するときは、gzipで圧縮されたアーカイブです。
なので、オプションとしてxvfでは足りずにzを入れる必要があります。
tar -xzvf archive.tar.gz
正直gzipのzでも良いですが、これでは印象が弱く忘れてしまいますね。
そもそもzを使わない場合は、gunzipで解凍してからtarコマンドで処理するという2段階の手続きを踏む必要があります。
gunzip archive.tar.gz
tar -xvf archive.tar
2段階?
2段階の2が別の文字に見えてきました。
そう。「z」ですね。
これでgzip圧縮にはzオプションが必要なんだな~と思い出してください。
まとめ
オプション | 説明 | 覚え方 |
---|---|---|
x | アーカイブの展開 | x状に広がっていくイメージ |
c | 新しいアーカイブの作成 | cの文字で包みこむイメージ |
v | 処理したファイルの内容を詳しく出力 | 詳細のUIを思い出す |
f | アーカイブファイルの指定 | fileのf |
z | アーカイブの作成・展開に合わせ、gzipで圧縮・解凍をする | 2段階の2はzに似てる |
Q & A
Q:「bzip2とxzは?」
A:「気合」
Discussion
まえツイッターで見かけたテクなんですが、エイリアスを作るって手があるそうです
オプション覚えずともこれである程度は事足りそうです
おお!いいアイデアですね!
コメントありがとうございます
tarコマンドのオプション、私も一生覚えられる気がしませんでした。。
イメージ化ありがとうございます!これで覚えられそうです。