技術書リーディングアンチパターン ~積読王の私が技術書を読む際に犯したN個の誤り~
どうもお疲れ様です。MESIです。
皆さん技術書は読んでますか?
私は技術書が好きです。読むのも好きだし買うのも好きです。
先月は技術書を30冊ほど買っていることが判明し今月の支払いに震えております。
今は技術書が大好きで毎日のように読んでいる私ですが、昔は読み方がわからず少し読んで放置するを繰り返しておりました。本記事では私が犯した技術書の読み方の誤りについて紹介します。
私のような技術書を買っても積読してしまう方にとって参考になれば幸いです。
頭から順番に読み、目次を見ない
一般的な本の読み方が身についていると、本を頭から順番に読んでいこうとしてしまいます。
しかし、技術書でその読み方は合わないと私は考えます。
とにかく最初に見るべきは目次!
まず目次を見て読む場所を決める。
目次を見て大体内容がわかりそうな部分は後回しにして、自分が理解してなさそうな部分から読みます。
技術書は小説でないので頭から読む必要はないです。
頭から技術書を読むと永久に後半に到達できず、技術書を読むモチベーションが徐々に下がってきます。
また、目次を見ることで自分が何を知っていて何を知らないのかが明確になります。
目次を見るだけでもう本を買った価値があったと言えるでしょう。
ハンズオン形式で徐々にサンプルアプリを作っていくような場合は、頭から読まないといけないことがありますが、基本的に目次を見ることがほんとに大事。
わからない部分で立ち止まる
技術書を読んでいると読んでもわからない部分に詰まってしまい次に進めないケースが多いと思います。
そういうときは思い切ってわからない部分を飛ばして次に進むことです。
次に進むことで解像度が上がって理解できることがあります。
わからないところを飛ばして読んで最後まで分からなければ、別の本を読んでまた強くなってから戻ってきましょう。
オープンワールドのゲームでもボスが倒せなければ、後回しにしてレベルアップしてから倒すという方法を取ると思います。
技術書の読み方も同様です。
それからあまり理解できなくても1つでも学ぶことがあったのであれば、その本を買った価値があったと考えて良いんじゃないか?
本をきれいな状態に保とうとする
本を読む際にはとにかく書き込み、行間を補完していくことが大事です。
簡単な本ならまだしも技術書は難しい内容が多く、自分の知らない概念が多く登場します。
そういったものは調べて本にメモをします。
読み返したときに過去の自分の書き込みに救われることは本当に多い。
本を汚したくない場合は付箋にメモを書き、そのページに貼り付けることをオススメします。
ちなみに一冊読み終えるころには本が付箋だらけになります。
ハンバーガーみたいですね
1冊で理解しようとする
例えばOS(オペレーティングシステム)について学びたいのであれば、1冊のOS本を買って読むのではなく、最低でも3冊は用意する。
3本の矢ではなく3冊の本作戦を実行するべし。
特にコンピュータサイエンスのような専門書は難しいので1冊で理解することが難しいと思います。
OSを理解するために買った本たち
1つの項目に対しても本によって説明の仕方や丁寧さは異なります。
Aの本で理解できなかった内容がBの本では理解できることはよくある(その逆もしかり)。
同じOSの本でも何を重要としているのかが違ったりするので、このような現象が発生します。
そして3冊用意して3冊すべて読む必要はありません。
どれか1冊をメインとして、理解できなくなったら一時的に残りの2冊のいずれかにレールを乗り換えます。
大事なのは本を読むことではなく目的とする内容を理解することです。
この目的を達成できたなら買った本をすべて読む必要はないと思います。
書見台を使わずに読む
多くの本は手で抑えないと閉じてしまうことが多い。
これの面倒くさいところは本を読みながらPCで調べたりするのに不便だということです。
キーボードで文字を打っている最中に本が閉じてしまっては集中ができません。
しかし世の中には書見台という便利なものが存在します。
これを使うと本が閉じない&ちょうどいい角度で本を固定できるのです。
高いものではないので皆さんも買いましょう。
ちなみにサンプルの本はこれ。
ネットで無料で情報が手に入るから本は不要だと考える
お金を払って得た情報と無料でネット上で得られる情報では学ぶ意識に違いが出ます。
本の良いところは自分が検索することができない知らない概念を教えてくれること。
ネット上で何でも情報が手に入る時代ですが、自分が知らない概念は検索することができないのです。
技術書を高いと思い込む
技術書のような専門書は一般的に高額になりやすいです。
高いものは平気で5千円を超えてくる。
しかし、著者が長い時間かけて学んだ技術がまとまっていると考えたらどうでしょう。
安いと思いませんか?
仮に著者にコンサルしてもらうとなったら数十万や数百万はすると思います。
つまり技術書はとても良心的な価格なのです。
自分への投資だと思って買いましょう。
技術書を読んで技術力が上がれば高単価の仕事を得やすくなり、本の値段以上のリターンがあります。
最後に
本は読まなければ資源ごみとは言われますが、自分が生きている間に読めばゴミにはなりません。
どんどん買って積みましょう。(積読王より)
おまけ
大掃除で部屋中に積まれていた本を片付けました。
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