🙆

WSL2でのGUI環境セットアップ手順

2024/01/10に公開

WSL2のでGUI環境も使えるようにしたのでその手順を備忘録として残す。

WSL2側でデスクトップ環境インストール

まずはパッケージ更新をして最新状態にしておく。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade 

Ubuntuのデスクトップ環境のインストールをする。

$ sudo apt-get install libgl1-mesa-dev xorg-dev xbitmaps x11-apps
$ sudo apt-get install ubuntu-desktop

WSL2側はこれで終わり。後はWindows側。

Windows側でVcXsrvインストール

ダウンロードしたインストーラーを起動して後はデフォルトの設定でインストールする。

  • インストールするとデスクトップにショートカットキーが作られているので選択してVcXsrvを起動する。
  • VcXsrvが起動したら以下に注意しながら画面を進める。
    • 「One large window」を選択
    • 「Disable access control」にチェック
    • 「Windows セキュリティの重要な警告」が表示されたら、「パブリックネットワーク」にチェックを入れて、「アクセスを許可する」を押す

WSL2側でデスクトップ起動

WSL2側のターミナルで以下のコマンドを実行してデスクトップを起動する。

$ export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0
$ sudo service x11-common start
$ sudo service dbus start
$ gnome-shell --x11 -r

実行するとWindows側のVcXsrvの画面にUbuntuのGUIが表示されることが確認できる。

GUIを見たい場合に毎回このコマンドを実行するのは面倒なので、コマンドをシェルファイルにしてホームディレクトリ直下にでも置いておく(~/start.sh)のがおすすめ。

Discussion