APIからTaskerのアクションを起動できるようにする案
はじめに
Taskerを利用して日々の作業やらを自動化していますがたまにスマホの外からアクションを実行したくなることがあります。
今回は外部アプリを併用することで実装する方法を紹介します。
使うサービス
Pushbullet
Pushbulletは異なるデバイス間でのファイルやリンクの共有や、動作を通知する機能を提供するサービスです。
今回はタスクの完了をトリガーに通知を発し、それを元に利用時間を増やすという構成を取ります。
サービスの利用にはアカウント登録が必要になるので事前に済ませておきます。
また、Taskerを設定する端末にもアプリをインストールしておいてください。
IFTTT
IFTTTは異なるアプリケーション間の連携をサポートするサービスです。
通常、APIを利用するなどコーディングして実装しないといけないところ、GUIベースで設定できます。
こちらもサービスの利用にはアカウント登録が必要になるので事前に済ませておきます。
なお、Webhookをトリガとして設定でき、PushBulletをアクションとして実行可能であれば他のオーケストレーションサービスでも構いません。
また、端末へのインストールも不要です。
全体構成
以上のサービスを使って以下のような構成を取ります。
IFTTTで設定したAPIにリクエストを送る
↓
IFTTTでキャッチ
↓
IFTTTのアクションを利用して、PushBulletのnoteを送信
↓
PushBulletのnoteを送信したことをトリガにTaskerのアクションを実行する
1. IFTTTの設定
-
If
の設定
IFTTTでIncoming Webhookを設定するには、Webhook
のサービスを利用します。
trigger
にはJSON payloadも一緒に送れるようなトリガもありますが、ここでは単にWebRequestを受け取れる方を選べば十分でしょう。
最後にEvent Name
を適当に設定します。
-
Then
の設定
続いて、Then
にはPushbullet
を設定します。
action
には Push a note
を選択します。
最後に Pushbullet account
を設定すれば完成です。
Message
の設定は後の手順で使用するので、適当なメッセージを設定します。
- WebRequest用のURLを確認
以下のサイトにアクセスし、Documentation
からURLを確認します。
なお、{event}
には上記の手順で作成したイベントの名前を入力します。
Taskerの設定
ではTasker上で設定します。
Taskerでは PROFILES
にて、PushBulletのプッシュを受信したことをトリガに設定できます。
-
PROFILES
タブを開き、右下の+
マークから新規作成します。 -
設定するトリガのカテゴリが開くので、
Event
を設定
-
続いて
Plugin
を選択
-
Pushbullet
を選択
※PushBulletをインストールしていると選択できるはず
-
設定画面に入るので、
Configuration
をタップして詳細設定画面に遷移します
-
適宜設定します。必須ではありませんが、
~を含む
をフィルタとして設定しておくと他の用途で使うときに混ざらないのでオススメです。
-
実行したいTaskを選択します。
以上で設定完了です!
後は途中の手順で確認したURLにリクエストを投げてTaskerが動作することを確認しましょう。
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