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AfterEffectsでのコンポジション設計について

2023/11/21に公開

フリーでWeb制作と動画制作をしています、Kazuki_ishです。

AfterEffects + Premiereでデカめの動画編集をするときに、「書き出しまでのコンポジション設計をどうしよう」と考える時間が多くなってきたので、備忘録としてここにまとめます。

書き出しの時間短縮について考える

現在ではM1 MacBookAir(16GB RAM)を使って編集しています。

そもそももっとスペックを盛れよという話ではありつつも、書き出し時間の短縮にも限界があり、どれだけ高スペックにしてもいつか頭打ちになります。つまり、どんな環境でも、編集する箇所、書き出し直す箇所は、短ければ短いほどいいわけです。

AfterEffectsで編集して、書き出して、Premiereでまとめるのが一般的かと思います。

書き出し方法を変えた話

モーショングラフィックス動画を作っているとき、モーション30秒、その後静止画2分40秒、全部で3分10秒くらいの動画になる予定でした。

が、この書き出しに めちゃくちゃ時間がかかる。実際に動かしているのはほぼ30秒なのに、書き出しだけで動画あたり15分はかかっていました。途中まで気が付かず、長いなあくらいに思っていましたが、あまりにも時間がかかるので、この記事を書くハメになりました。

AfterEffectsでは、静止画も毎フレームレンダリングしている ようです。職人気質ですね。これを静止画時間分、つまり2分40秒分やっているわけですから、そりゃ長い。プレビューを見ていて、静止画に入ってからもずっとレンダリングし続けていることに、やっと気づきました。

静止画の部分だけPremiereでフレーム保持するように方法を変えたら、誇張抜きに1/10くらいの速さになりました。1分未満に書き出しが完了するように。最高です。もっと早く気づきたかった。

シーンごとに書き出すようにする

本題ですが、書き出すのは、シーンごと がいいです。動画でいうシーンごととは、だいたいトランジションを入れる箇所です。場面が変わる箇所です。

つまり、Premiereのタイムラインでは
AEコンポジション | AEコンポジション | AEコンポジション
のような状態にするということです。

モーショングラフィックスだけの動画であればさほど長くならないため、数秒の動画書き出しであれば、適当なノートPCですらさほど時間はかからないと思います。修正したい場合でも、レンダリングし直す箇所はそのシーンだけでいいわけです。

問題は、 シーンの中の細かい編集 をどう考えるか、です。

コンポーネント指向を応用する

Web開発、フロントエンドのフレームワークでは、 コンポーネント指向 といった設計がなされており、パーツを一つ一つに分け、そのパーツの集合体がページを構成しています。
参考: https://qiita.com/fuga_else/items/04cde741d52dd2a2632c

これを動画編集に応用します。

極端な話ですが、完璧に設計を体現するなら、繰り返す箇所はすべてプリコンポジションでまとめ、コンポーネントに見立てて、同じオブジェクトとして操作することになります。
1行のテキストや、数フレームの動きもすべて。それらをまとめたものをページ、つまりコンポジションとしてまとめて、書き出します。

しかし、これは現実的ではないので、 かなりの頻度で繰り返しそうな素材 や、そもそもプリコンポジションの状態で操作したい モノのみでも、十分に作用します。

また、パーティクルなど、 それ単体で重いもの は、プリコンポジションからレンダリングして利用する方がいいでしょう。

コンポーネント設計を応用してAfterEffectsを操作すると、編集作業自体も軽量になります。カクつくような重いエフェクトでも、一度書き出してしまえば大人しくなります。

Premiere側では、AfterEffectsからレンダリングしたものをまたコンポーネントに見立て、音声を入れ、トランジションも含めて書き出します。

こうすると、あとあと修正したい箇所がでてきても、AfterEffectsのレンダリングは最小限で済みます。
Premiereの書き出しは動画の長さに依存しているところがあり、元素材ができていればさほど時間はかからないです。

書き出しの時間はPCのリソースを奪われているので、ほかの作業も捗りません。なるべく癖になるように、一緒に短くしていきましょう!

enjoy😉

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