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5年目SEが感じているシステムエンジニアに対する誤解とギャップ

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初投稿!ということで、まずは自己紹介を。

2021年の新卒でIT業界に入りシステムエンジニアとして従事して現在5年目になります。

主にデータマネジメント、特にデータ連携の領域において、提案やコンサルティング、データ連携基盤の構築を担当しています。

また、社内イベントの運営や、現場の代表として採用活動に関わるなど、組織運営にも幅広く携わっています。

こうした自分自身の経験を少しずつでも発信していきたいと思い、投稿を始めました。

初投稿では、システムエンジニアとして4年間働く中で、入社前のシステムエンジニアという職種に対するイメージとのギャップや、実際に経験を通して得た理解について書いていきたいと思います。

新卒当時に抱いていた“システムエンジニア像”

入社当時、【システムエンジニア = プログラマー】という認識をしていました。

「要件を渡されて、それに従ってひたすらコードを書く人」
そんなイメージを強く持っていて、それこそがシステムエンジニアの仕事だと思い込んでいました。

もちろん、当時は業界理解が十分ではなく、プログラミングも未経験だったため、Progateやドットインストールといった無料の学習サイトで少しでも知識をつけようとしていました。
そうした中で、自分の中では「システムエンジニア=プログラマー」というイメージが強くなっていましたが、そのイメージは少し偏っていたなと感じています。

現在感じているシステムエンジニア像

システムエンジニアの業務には、プログラミングなどの開発作業ももちろん含まれますが、実際には要件定義や設計に費やす時間も同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。

改めて考えてみると、これはごく自然なことです。

コードを書くのは、システムを動かすため

システムは、誰かの「営み(業務)」を支えるためにある

つまり、コードを書くという行為は、最終的に“誰かの営みのため”に行われているということになります。

そのためにも、まずその「営み」を正しく理解し、どんな機能が必要なのか、あるいはどんな機能にすべきなのかをしっかりと考えることが重要です。
そして私は、そうした部分こそが、システムエンジニアが最も価値を発揮すべき領域なのではないかと思うようになりました。

エンジニア像のギャップから見えてきた大切なこと
~コミュニケーション、特に対話力の重要性~

入社前に抱いていた「システムエンジニア=プログラマー」というイメージが変わる中で、システムエンジニアにとって大切だと思う能力も変わってきました。

入社当初は、どれだけプログラミング言語に詳しいかが最も重要だと思っていましたが、今はコミュニケーション能力、特に対話力が欠かせない能力だと感じています。

お客様とのコミュニケーションだけを考えても、

お客様の課題を引き出す

業務部門とシステム部門の仲介役を務める

業務部門にシステムの機能を説明する

システム部門に代わって経営層に説明する

と、非常に多くの場面でコミュニケーションが必要とされます。

さらに、チーム内でも役割に関わらずコミュニケーションは欠かせません。
どのポジションにいても、関係者としっかり対話し、認識をすり合わせる力がエンジニアとしての価値を大きく左右すると実感しています。

技術力はもちろん大切ですが、それ以上に「対話を通じて本質的なニーズを理解し、課題解決に導く力」がシステムエンジニアに必要だと強く感じています。

最後に

今回は、システムエンジニアとしての自分の経験を振り返りながら、入社前と現在で変わったエンジニア像について書きました。

技術力はもちろん大切ですが、それ以上に「相手のニーズを理解し、課題を解決するための対話力」がシステムエンジニアの価値を高めると感じています。

そして、システム利用者が最大限満足できるシステムを作るために、プログラミング言語だけでなくコミュニケーションも大切にし、システム開発に関わる人全員が心地よく進められる環境づくりを目指していきたいと思います。

これからも学びと経験を積み重ねながら、データマネジメント、IT企業の組織運営など、多様な視点で気づきや考えを発信していけたらと思います。

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