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JaSST'25 Niigata 振り返り(ショート版)と新潟旅

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JaSST'25 Niigata 参加レポート:品質を追い求める僕たちは、どこへ向かうのか

先日、JaSST'25 Niigataに登壇者・聴講者として参加してきました。スポンサーセッションとLT会という2度の登壇機会を賜り、運営の皆様、参加者の皆様に心より感謝申し上げます。この刺激的な一日は、これからのQAの在るべき姿を考える上で、非常に大きな気づきを与えてくれました。

お声がけいただいたおかげで、自身の考えを多くの皆様と共有し、また素晴らしいセッションから学びを得ることで、自らのQAへの思いをさらに解像させることができました。このような実りある一日を過ごせたのも、ひとえに運営の皆様、そして温かく迎えてくださった参加者の皆様のおかげです。

この場を借りて、改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

セッション振り返り:ユーザーの文脈を探求する3つのアプローチ

今回聴講した3つのセッションは、アプローチこそ違えど、一貫したメッセージを投げかけてくださっていたと思いました。

  • フラー櫻井氏『デザインから考えるアプリにおける品質とは?』
    「良いアプリの6つの品質要素」として、機能的な正しさだけでなく、「情緒性」や「認知性」といった体験価値までを品質と捉える視点を提示いただきました。「バグがなくても退屈なら次は開いてもらえない」という言葉は、QAが向き合うべき「品質」の範囲を大きく広げてくれました。

  • freee森川氏『自分たちがターゲットになりにくい業務アプリケーションのユーザビリティを担保する取り組み』
    作り手がユーザーになり得ない専門業務アプリにおいて、「業務観察」を通じてユーザーのリアルな文脈を発見するプロセスを紹介いただきました。会計士の高速なキーボード操作といった「当たり前品質」を理解するためには、作り手の先入観を捨て、ユーザーの元へ足を運ぶ重要性を学びました。

  • ビットキーIde氏『一次体験を起点にしたUX改善の取り組み』
    QAも含むチーム全員がユーザーとして製品を使い込む「一次体験」の実践例を共有いただきました。スマートロック付き物件に住み込むといった徹底した取り組みは、仕様書には決して書かれない身体的・感覚的な「違和感」を自分ごととして捉える文化の強さを示していました。

自身の発表振り返り:QAの武器としての「知識」と「マインドセット」

今回、私自身も2つのテーマで登壇させていただきました。


スポンサーセッションでの登壇風景

  • スポンサーセッション『テストとバグの考え方』
    テストを「分からないことを試す」広範な活動と捉える 「テストの知識」 と、ユーザーの不利益を多階層(製品→プロセス→事業→組織→社会)で捉え根本原因を探る 「バグの知識」 を提唱しました。これらは、QAがより広く深く品質に関わるための武器となるという趣旨でした。

  • LT会『テストケースが思わず叙述トリックになってしまうかも!?』
    「冷蔵庫の牛乳」の例え話を使い、テスト手順書がもたらす「先入観の呪い」についてお話ししました。仕様書という「紙パック」の思い込みから自由になり、予期せぬ問題を発見するための探索的マインドセットの重要性を伝えさせていただきました。

まとめ:品質の探求者として

3つのセッションと自身の発表は、 「仕様書という『地図』から、ユーザーが生きる『現地』へ」 という共通の方向性を示していました。彼らが「現地」で発見していたのは、コードの不具合といった分かりやすい「バグ」ではなく、「なんとなく使いにくい」「心地よくない」といった、ユーザーが体験する言語化の難しい 「不利益」「違和感」 です。

今回のJaSST'25 Niigataは、現代のQAに求められる役割が、もはや単なる「テストを実施する人」ではなく、 「ユーザーの成功を支える品質の探求者」 であることを明確にしてくれたような気がします。

そのためには、仕様書の世界から一歩踏み出し、ユーザーの文脈に飛び込む勇気と、それを支える知識やマインドセットが必要です。今回のカンファレンスは、そのための大きな勇気を与えてくれる、非常に有意義な一日となりました。ありがとうございました。

新潟の旅のまとめ: 新潟すげー!!!!!最高!!!!!

新潟に色々と私用があったのでその後も二泊ほどしました。
セッション以外の思い出をまとめていこうと思います。

1日目(昼): うますぎる回転寿司「佐渡弁慶」

会場へ行く前に、当社の上司とデザイナーと一緒に昼飯を食べにいきました。

特に美味しかったのはウニ……こんなに美味しいウニ久々に食べましたよ……これが回転寿司としてお手軽に食べれるの、ヤバすぎませんか?

これは上司がウキウキでその後に食べていたソフトクリーム。こんな感じで弁慶意外にもたくさんのお店が並んでいるピアBandai、恐るべし……。

デザイナーの靴がおしゃれすぎてパシャリ。赤色ってほんと映えますよね。

1日目(夜): 餃子がでけえ!「燕三条 酒麺亭潤」

夜はフラッとみんなで歩いていて偶然目に入った潤を食べました。クリームパンみたいにおっきい餃子が出てきてデザイナーが驚愕していました。

これはラーメンを待つ上司とデザイナー。

2日目(昼): バンドマンなら一度なら行ってみたい「新潟ラーメンなみ福 角田浜本店」

2日目は地元の元バンドメンバーと一緒になみ福へ。実はここリベンジです。
以前行こうとして、あまりの行列に新幹線の時間が間に合わず帰ってしまいました。
ただし、難波さんには会えたので嬉しかったです。

正直今回の旅で一番うまいラーメンだった。これは難波さんだからじゃなくて本当に美味しいから。

ずっと友人に「チャーハン頼まんの?」って言われ続けてなんでだろうって思っていたのですが、チャーハンのセットが有名らしい。いうてくれよ!!!!!

分けてもらったんですが、チャーハンも本当に美味しかった。頼めばよかった……。

なんて綺麗な浜辺なんでしょう。

2日目(昼): 雰囲気半端ないパワースポット「越後一宮 彌彦神社」

な、なんですか、この雰囲気は……!

願いを唱えながら石を持ち上げて、スッと持ち上がったら願いが叶うと言われている石を、持ち上げる私。

「権力ゥ!」と言いながら持ち上げたので口が「う」の形をしていますね。非常に浅い願いです。

2日目(昼): 新潟の海が一望できる「弥彦山」

佐渡島のZの形がわかる眺めでした。こりゃすげえ!

咲いていた花をパシャリ。なんだろう?

そのあとは、「新潟はチェーンの回転寿司すらうまいんだって、本当だって!」と力説する友人に連れられてお茶気分で(?)魚平へ。どうしよう、本当に美味しかった。でもテンションが上がっている可能性があるので千葉に帰ったらもう一度食べに行って確かめようと思います。

3日目(昼): 昔の優雅な暮らしが伺える家屋「旧齋藤家別邸」

こ、これは写真映えスポットだぞ……。

赤松がかっこいい。

井戸ですらエモく映る。

撮影していて非常に楽しい場所でした。

3日目(昼): 隠れパワースポット「新潟大神宮」

絶対間違いない名前ですよね。新潟大神宮。

隣の稲荷神社の階段もいい感じ。

3日目(昼): 癒しの空間「新潟市水族館 マリンピア日本海」

僕のアイコンが示す通りクラゲの写真を撮るのが好きなんです。

イルカもジャンプ。

3日目(昼): 旅のフィナーレに相応しい激エモビーチ「関屋浜海水浴場」

実はここまで3日目は全て徒歩で回っています。

なので途中でエモい建物を見つけてはパシャリを繰り返していました。

本当はその向こうの新潟砂丘を目指していたのですが、力尽きてしまって……。

でも全然後悔しませんでした。

流木すらエモく感じられる。

なんて平和な空間なんだ。もう一度行きたいぞ。

みんながそれぞれのやり方でリラックスしている。

いやあ夕焼けが良すぎるぞ!!!

ばくやけ!!!!

そりゃあ彼女と行きたいよね。俺も嫁さんと行きたかったなあ、ここ。

喉がカラカラで海の家へ。

濃厚マンゴージュースを飲みながら、今回の旅でお世話になったSIGMAのBFというカメラ。
みなさんもぜひ写真、始めてみては。

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