GitHub Copilotも負けてない!知っておきたいポイント5選+α!
AIコーディングアシスタントは何を使用していますか?
ZennやQiitaのトレンドを見ていると、やはりClaude CodeやCodexなどのCLI系のツールが人気のようですが、
IDEもメリットがたくさんあるので捨て難いですよね。
とはいえ、IDE系も色々ありすぎて迷うところです。
- GitHub Copilot
- Cursor
- Windsurf
- Kiro
- Trae
etc.
CursorはUIが綺麗だし、最新モデルの導入も早い。
Windsurfはコンテキストの理解が強力で、最近はDeepWiki機能が追加されたりしています。
Kiroは計画の機能が良い感じ(浅い)。
個人的に観測している範囲だと、Cursorがまだ人気な感じがしています。
世はまさにAIツール戦国時代...
なんて擦りに擦られたフレーズはさておき、疲れてはきていますよね...わがります。
そんなあなたにGitHub Copilot
そんなあなたにぴったりなのがGitHub Copilotです。
正直、一時期は他のツールに押され気味な印象もありましたが、
最近の進化を見るともうこれで十分なのではと思えるような進化をしています。
さすがはMicrosoftのCoreAI部門になったGitHub、という感じでしょうか。
そんな、進化のほどはリリースノートでも確認できますし、
様々なユースケースはGitHub Copilot Meetup Tokyoの動画でも確認できます。
リリースノート
GitHub Copilot Meetup Tokyo
CoreAI部門になったようですね
読めば良い、観れば良いという話ではありますが、
疲れているみなさんにとっては大変だと思うので自分の方で嬉しいポイントを5つピックアップします!!
GitHub Copilotの強化ポイント
ざっとお品書き
- UIの改善
- Copilot Next Edit Suggestions(Copilot NES)
- MCPサポートの強化
- Custom Modes
- Copilot Coding Agent
UIの改善
最近のアップデートでは見た目・操作感の改善も目立ちます。
まだ、個人的にCursorのUIほどの洗練さは感じていませんが十分に使いやすくなっています!
純粋な表示の改善
地味に大事な表示改善(ありがたい...)。
チャットメッセージの表示やユーザー発言とAI応答の視認性が向上して、プロンプトの修正や応答の確認がしやすくなりました。
チェックポイントの追加
チャットでの作業途中に“チェックポイント”が追加されるようになり、誤った変更を簡単に巻き戻せるようになりました。
複数ファイルにまたがる自動編集の復元ができるのは、安心感が大きいですね。
関連情報
NES(Next Edit Suggestions)
NESはCursor TabようなAIによるコーディング補助機能で、これが追加されたことで編集フローが滑らかになりました。
一時的にサジェストを止める機能(Snooze)もあるので、好みや作業スタイルに合わせて挙動を調整できます。
チャットで修正をするほどじゃないんだよな、というときにはNESが非常に便利です!
関連情報
MCPサポートの強化
使用が広がっているMCPサーバーについても様々な強化がされています。
Cursorにも似たような仕組みがありますが、管理がよりしやすい感じがして個人的にはVSCodeの方が好みです!
MCPのインストールが超簡単
拡張機能のパネルから@mcp
と検索するか、パネル下の🌐(地球儀/ブラウズ)マークからVSCodeのレジストリ?カタログ?にアクセスできます。
そして、インストールもディープリンクで超簡単!
MCPの管理も楽々
拡張機能のパネルからインストール済みのMCPサーバーの起動・停止、構成へのアクセスも行えます!
ちょっと細かいけど
Context7のMCPサーバーをインストールしておくと新しいプロジェクトを始めるときに最新のドキュメントやAPIを活用できるようになっているようです👀
「わざわざ最新ドキュメントを取ってきてね」というプロンプトを入れなくても良くなりそうなのは楽ですね。
関連情報
- MCP support in VS Code is generally available (v1_102)
- Server autostart and trust (v1_103)
- Context7 integration for project scaffolding (Experimental) (v1_103)
Custom Modes(カスタムモード)
個人的なイチオシはこのCustom Modesです。
Cursorでかなり便利だなと思っていた機能がGitHub Copilotにも5月のアップデートで導入されました。
「CursorにもあるならCursorでいいじゃん」と思うかもしれませんが、
現時点だとCursorでのカスタムモードの設定はちょっと辛い...
- instructionsを書くエリアが小さい(別途マークダウンに記載してから転記しています...)
- チームで共有できる設定がない
- 機能追加されたばかりの頃は、「JSONにするよ!」という記載がドキュメントにありましたがいつの間にか消えていました...
一方で、GitHub Copilotでは*.chatmode.md
というマークダウンで定義できます。
これまでマークダウンでルールを定義していた人にとっては非常に馴染みやすいですし、共有も楽ですね。
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のfrontmatterに説明、利用ツール、モデルなどを記載するだけでモード化できます。
例(雑サンプル)
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description: "Planning mode"
tools: ['codebase', 'search', 'fetch']
model: 'gpt-5'
---
# 指示本文
toolsはこのまま上記以上に登録していこうとすると嵩張ってしまいそうな感じがしますが、
toolsにはツールセットも登録することができるので、
- コードレビュー用のツールセット
- ドキュメンテーション用のツールセット
などを事前定義しておけば、かなりコンパクトに定義できます。
組織の資産として整備しやすくかなり良い感じになっているなと感じますね。
関連情報
Copilot Coding Agent
Issue/PRを起点に実装・テスト・コミット・ブランチ作成・PR作成/更新・レビュー対応までを
バックグラウンドでやってくれるこの機能もかなり強力ですよね。
CursorだとBackground Agent、WindsurfでのDevinのような立ち位置という感じでしょうか。
VSCodeのGitHub Pull Request拡張機能だけでなく、
さらにはモバイルアプリからも指示ができるのでいつでもどこでも対応できるのは非常に便利です。
しかもしかも、従量課金ではなくプレミアムリクエストとして処理してくれているようなので、その点もGoodです!
関連情報
- GitHub Changelog: Agents panel
- Copilot coding agent integration (v1_101)
- Start a coding agent session (v1_102)
- Chat sessions (v1_103)
まとめ
ここまでざっとGitHub Copilotの最近の強化ポイントを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
詳しく各ツールを使い込むともちろん差異はあるかと思いますが、
「もうこれでいいんじゃないかな」と思えるくらいにはGitHub Copilotの進化を感じられたのではないでしょうか?
個人的にはしばらくの間はGitHub Copilot + 変更作業したいときにCodexを考えていますが、
もし、おすすめのツールや組み合わせがあればぜひ教えてください!
余談
CLIからもGitHub Copilotを利用できるようになると、
さらに便利になるのにな(現状プロジェクトでGitHub Copilotを開くコマンドだけっぽいし)...
↑ここまで9/3執筆時点
と思ったらSpec Kitが登場!!!!!
まだ試せていないですが、Kiroのような仕様駆動開発をサポートしてくれるとのこと!!
まだまだGitHubから目が離せないですね...早く試さねば...!!
参考リンク
さらにさらに教えてもらった情報
最近GitHub CopilotもAgent.mdをサポートしたようです!
この対応の速さも安心して使っていけるポイントですよね。
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