Team 甲(きのえ) Phase0 の振り返り(その1)
はじめに
- Team 甲(きのえ)の記事を担当させていただきます。
- これを記載している現時点ではPhase1が開始され怒涛の日々を過ごしておりますが、ここでは一旦Phase0を振り返っていきたいと思います。
チーム名の由来
チーム名はメンバーの投票により決定しましたが、甲の由来や意味としては以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
チーム名 | 甲(きのえ) |
由来 | 今年の干支から。今年の干支は甲辰(きのえたつ)。このうち十干の部分にあたります |
甲の意味1 | 甲(きのえ)の意味は草木の種子が殻に覆われた状態。 このあと芽を出して草木が生い茂っていく、メンバーもモデルも成長していくことを願って |
甲の意味2 | むかしは甲乙丙丁と十干の順序で付けていましたが 甲 は一位に与えられます |
チームビルディング
週次報告ではTeam 甲では「メンバー全員で作り上げるボトムアップ型開発」を目指している点は出ていましたが、具体的にどのようにしてチームビルディングをしていたかに触れたいと思います。
ボトムアップ型開発とは
そもそもボトムアップ型開発とは、(私個人の主観も入りますが)以下のように考えております。
- 各メンバーが主体となって行動することで、能動的に物事を遂行する事ができる
- 主体的になるという事は物事をやり遂げる自覚を持つことにも繋がる
- またメンバー間のコミュニケーションは必須で、個々の能力では限界がある部分もメンバー間で助け合う事ができる
そういった点がチームとして醸成することで実現できるものとなります。
個人面談
まず、チームメンバーは第3次募集メンバーも含めると30名弱のチームとしては比較的大きめ人数がいます。手始めにチームリーダーの朏島さんは、この人数の方々と個人面談を行って役割や希望すること、期待すること等を確認しています。
この個人面談を経てのちに各メンバーがサブチームへ分かれていくのですが、それぞれの役割を全うする理由付けにもなり、各自の行動が早かったと感じております。
活動できる時間帯の問題
通常の会社等の組織とは異なり、今回のプロジェクトで集まっているメンバーは有志であり各人の活動できる時間帯が異なります。また対応できる時間幅も異なるため問題は情報格差やキャッチアップにかかる時間などになります。
こちらは色々と対策等を検討しましたが抜本的な解決には至っていない状態であり、サブチームに分かれてからは、情報整備等がされて多少改善されたものとは思いますが、それでもメンバー全員が満足いく形で参加できているのかという点では引き続き大きな課題として残っていると感じております。
知識のギャップ
コミュニケーションにおける最大の難所は双方の知識のギャップがある点です。どうしても知らない事に対して消極的にならざる得ないところはありますが、そういった中で勉強会の企画等を検討していきました。ただ、こちらも参加できるタイミングや教材等を考えると一筋縄ではいきません。何回かは開催しましたが、それで知識のギャップが埋まる訳でもなく、結局のところ個人の技量に頼らざる得ない状況が続いているという状態です。
チームビルディングまとめ
結局のところ、良い言い方をすれば各人は適材適所に収まりつつあり、サブチーム単位にチームビルディングは達成していったという感じがあり、改めて様々な人たちが集まるプロジェクトにおけるチームビルディングの難しさを認識したという所があります。
会社組織においても同様にチームビルディングを要求される場面というのは多々ありますが、時間帯がバラバラな事だけをピックアップしても、今回のプロジェクトは難しいものがあります。
だからこそ、チームメンバーに向けては、やはり主体的になってコミュニケーションを取って進めていくという事を伝えていきたいと思います。それが当初より目指しているボトムアップ型開発なので。
今回はPhase0の振り返りという事で、まだまだチーム醸成も途中です。そしてPhase1は始まったばかりですので、これからこのチームがどう変わっていくのかを見守って頂ければと思います。
振り返り(その2)では、各サブチームの動きについて記載していこうと思います。
東京大学 松尾・岩澤研究室が運営する松尾研LLMコミュニティのLLM開発プロジェクト[GENIAC] の開発記録、情報発信になります。 各種リンクはこちら linktr.ee/matsuolab_community
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