(Windowsで).wic.bz2 をmicroSDに書き込む方法
事象
Yocto ProjectでRaspberry Piのイメージを作成したときに拡張子が*.wic.bz2
のケースがあるが、Rapsberry Pi Imagerではこのファイル形式をmicroSDへ書き込みできない。
事象詳細
次のスクリプトでRaspberry Pi 4のイメージを作成すると、
mkdir ~/pi4 && cd ~/pi4
git clone -b nanbield --depth 1 git://git.yoctoproject.org/poky
git clone -b nanbield --depth 1 https://github.com/agherzan/meta-raspberrypi
source poky/oe-init-build-env
vi conf/local.conf
vi conf/bblayers.conf
bitbake core-image-base
...
MACHINE = "raspberrypi4-64"
LICENSE_FLAGS_ACCEPTED = "synaptics-killswitch"
...
BBLAYERS ?= " \
/home/azureuser/pi4/poky/meta \
/home/azureuser/pi4/poky/meta-poky \
/home/azureuser/pi4/poky/meta-yocto-bsp \
/home/azureuser/pi4/meta-raspberrypi \
"
tmp/deploy/images/raspberrypi4-64/core-image-base-raspberrypi4-64.rootfs.wic.bz2
というイメージファイルが出来上がる。
わたしは普段、Raspberry Piの起動用microSDの書き込みにRaspberry Pi Imagerを使っているが、この*.wic.bz2
はRaspberry Pi ImagerのUse customで選択できない。
公式は「bmaptoolを使え」ですが、わたしのPCはWindows...。(Windowsでもbmaptool使えるのかな?)
どうやってmicroSDに書き込めばいいのか?
解決方法1
balenaEtcherを使う。(わたしが確認したバージョンは1.18.11。)
解決方法2
*.wic.bz2
を*.wic
に変換して、Raspberry Pi Imagerを使う。
*.wic.bz2
は*.wic
をbzip2で圧縮したもの。なので、bunzip2で解凍すればOK。
core-image-base-raspberrypi4-64.rootfs.wic.bz2
で確認するとファイルサイズが70994600から318347264と約4.5倍になりました。
解決方法3
*.wic.gz
というイメージファイルを作らせる。
conf/local.conf
でIMAGE_FSTYPES
をwic.gz
にする。
...
IMAGE_FSTYPES = "wic.gz"
...
ファイルサイズは74659650でした。.wic.bz2より少し大きい。
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