チームビルド

イベント設計(第1回:我々のWILL)
<ゴール>
- メンバー全員の 内発的動機(参加理由・実現したいこと) を言語化・共有する
- チームの現状を俯瞰して「強み・課題」を整理する
- チームが描く「理想像」を仮置きする(次回以降のMVV策定の土台)

オープニング(5分)
ファシリテーターから目的の共有
「今日はMVVを作る前段として、自分たちの思い・現状・理想像を整理する」
「ここで出たものを次回の“ステークホルダーのWill整理”につなげる」

2. 内発的動機の確認(30分)
フレーム:「私のWILL」シート
記入(個人作業・10分)
Q1. なぜこのチームに参加したのか?
Q2. このチームを通じて実現したいことは?
Q3. どんな時にワクワクするか?(or このチームで挑戦したいことは?)
全体で共有発表(15 - 20分)
→ ファシリテーターが共通項・ユニークな視点をボードにまとめる

3. チームの現状把握(30分)
手法例:KPT or SWOTライト版
付箋に書き出し(5〜7分)
Keep:良い点・強み
Problem:課題・足りない点
Try:改善したいこと・挑戦したいこと
小グループ or 全体でクラスタリング(15分)
「今の我々を一言で表すと?」を1〜2ワードで全員が出す(8分)

4. チームの理想像(30分)
未来志向の問いかけ
5分:個人ワーク(ポストイットに記入)
「半年後、このチームが理想的に機能していたら、どんな状態になっているか?」
「その時、あなたはどんな気持ちで働いているか?」
20分:全体で共有し、模造紙やMiroに貼って整理
10分:グループで「理想像のキーワード」を抽出し、トップ3を選ぶ

とても良い方向性だと思います! 🎯
単なる「夢を語る場」ではなく、MVV(Mission / Vision / Value)につながる“将来の目指したい姿” を描く時間にすると、後の合意形成がぐっとやりやすくなります。
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🚩 チームの「将来の目指したい姿」を描くための観点
MVVを意識して整理できるように、理想像を Mission / Vision / Value の芽に分解して出すのがおすすめです。
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Mission(存在意義につながる問い)
• このチームは「なぜ」存在するのか?
• どんな意味・役割を果たしていたら誇れるか?
• このチームがいなければ、事業やステークホルダーは何に困るか? -
Vision(未来像につながる問い)
• 半年後・1年後、このチームが理想的に機能していたらどんな状態か?
• どんな価値を生み出し、誰に喜ばれているか?
• 周囲(事業部・顧客・社会)からどんなチームと見られていたいか? -
Value(行動指針につながる問い)
• このチームで働く上で「絶対に大事にしたいこと」は?
• チーム内外との関わりで守りたいスタンスは?
• どんな行動を取れていたら「理想的なチーム」と言えるか?
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🚩 ワークショップへの落とし込みイメージ(理想像パート:40分)
1. 個人ワーク(5〜7分)
• 上記の3観点(Mission / Vision / Value)から1つ選んで書き出す(全観点でもOK)
2. 全体共有(15分)
• 付箋を貼り出し、観点ごとに軽くクラスタリング
3. キーワード抽出(15分)
• 「Missionの種」「Visionの種」「Valueの種」をそれぞれ2〜3個ピックアップ
• まだ完成させず「次回のMVV策定の材料」として残す
4. まとめ(3分)
• 「今日はMVVの“種”を見つけた」ことを強調
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🚩 成果物
• Missionの芽:「このチームが存在する意味は…」の断片
• Visionの芽:「こうなっていたら嬉しい」という未来像の断片
• Valueの芽:「こういう行動を大切にしたい」という行動指針の断片
👉 これを次回以降の「ステークホルダーのWill整理」と統合しながら、最終的にチームのMVVにまとめていけます。

いいですね!
リーダーの思いを 箇条書きで3つ にまとめると、チームにとってもわかりやすく、重荷にならずに受け止めてもらえます。
一般的に「リーダーのWill」を3点に絞るときは、以下の構成が効果的です:
1. なぜこのチームを立ち上げたのか(存在理由)
2. このチームで実現したいこと(未来像)
3. そのために大事にしたい姿勢や価値観(行動指針)
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例:あなたの立場に合わせたドラフト(AI活用×スクラムチーム文脈)
1. AIを活用した新しい価値創造に挑戦するために、このチームを立ち上げました。
2. 事業にインパクトを与えるプロダクトやサービスを、自分たちの力で形にしていきたいです。
3. その挑戦の中で、学び合い・助け合いながら成長できるチーム文化を大事にしたいです。
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このくらいシンプルにすると、
• メンバーのWillともつなげやすい
• 「リーダーの思いを押しつけられている感」がなくなる
• 次回以降のMVVづくりで自然に発展できる