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デジタルマーケティング基礎とマーケティング・ミックス・モデリング学習ノート
本記事の目的
デジタルマーケティング分野の中でも、特にマーケティング・ミックス・モデリング(以下、MMM)に関して、筆者が学習した内容を可能な限りわかりやすく記すこと。
学習リソース
- Webサイト
- 書籍
目次
- MMMとは何か?
- MMMの目的は何か?
- MMMの特徴は?
- MMMのやり方
1. MMMとは何か?
MMMとは、ずばり
- 売上データと売上に影響する要因と思われるデータを時系列で記録し、どの要因がどれだけ売上データに寄与したかを推定するもの
- マーケティング施策が成果に与える影響を定量化する統計学的な分析
MMMをやると、何が嬉しいのか?
- MMM実施以降の投資配分をチューニングするのに必要な指標が得られる
- MMM以外の方法として、「消費者調査(定量・定性)」「ログ分析」などがあるが、これらでは不可能な分析をMMMでなら実現できる
2. MMMの目的は何か?
MMMの目的は、ずばり
- 各マーケティング施策やその他多くの要因が成果(例えば売上)にどの程度影響したか、という寄与度を推定する
- 結果として、広告最適化の視座を増やす
意識すべきは、他のマーケティング施策との目的の違いである。例えば、消費者調査(定量)である。この方法では、マーケティング施策と成果の関係性には言及できない為、一見、MMMのほうが優れた手段であるかのように見える。しかし、消費者調査(定量)はマーケティング施策が生み出す、消費者の購買心理の変化・態度変容を明らかにすることが目的である。したがって、MMMの方が消費者調査(定量)より優れているかどうかを論じることに意味はない。それぞれ異なる目的を持っている為、比較する意味がないのだ。
3. MMMの特徴は?
1. 広告予算の配分を、過去のデータを教訓にチューニングする方法である
オフライン/デジタル広告いずれも分析対象とする
2. オフライン広告/デジタル広告相互の影響を加味して分析する
オンライン広告の例 | デジタル広告の例 |
---|---|
印刷物、新聞、雑誌 | コンテンツマーケティング用コンテンツ(検索エンジンで流入) |
TV | PPC(Pay Per Click:クリック課金型広告、検索連動型広告) |
ラジオ | メール |
DM、カタログ | SNS広告 |
電車内広告etc | アフィリエイトetc |
3. 数学的処理をベースとする
数学的処理とは、具体的に言うと、構造方程式モデリング(参考)や重回帰分析など
- 広告効果には線形なものと非線形なものがある
- 線形なものとは、広告出せば出すほど売上も上がる
- 非線形なものとは、広告を出せば出すほど売上が上がるとは限らないもの(TVCMのGRP(述べ視聴率)、残存効果(アドストック)も考慮する)
4. 異なるタイプのデータを必要とする
- データを用意する際は、以下の点に気をつけよう
- 質の異なるデータ(下記)を最低でも日次程度の粒度で取得しておく必要がある
-
タイプ1:(売りたいもの=)製品やサービスのデータ
- どの製品がどれだけ売れた?あるいはどれだけアクセスがあった?など(具体的には述べられてない)
-
タイプ2:キャンペーンのデータ
- いつ、どんなキャンペーンを出したのか(具体的には述べられてない)
-
タイプ3:広告のデータ
- 各広告媒体ごとのコストとリーチ数(具体的には述べられてない)
-
タイプ4:季節性が理解できるデータ
- seasonalityと呼ばれる。具体的な形(フラグ?何かの計測値?)は名言されてないのでわからない
-
タイプ5:地理データ
- 実店舗などがある場合は、店舗の場所。あるいは顧客の居住地とかもかな?(具体的には述べられてない)
-
タイプ6:マクロ経済データ
- インフレ率、GDP、失業率など
-
タイプ7:売上データ
- 売上の製品総数、契約総数、売上額など(具体的には述べられてない)
5. 各マーケティング施策の直接効果と間接効果(施策同士の影響)を数値化できる
複数メディアが当たり前の時代では、各施策の最適化だけでなく、相乗効果も合わせた全体最適化を進める必要がある
6. 自社でコントロールできない外部要因も分析対象に含めることができる
故に、外部要因を取り除いた、ピュアな効果を数値化できる
7. 公開されている事例が非常に少ない
公開されているものはほとんどない。なぜならMMMの結果は、マーケティング施策の全体最適化であり、競合に知られてはならない情報だからである。
4. MMMのやり方
- (1)分析ロジックを決める
- いろいろあるけど、ここでは「パス解析」というものを使う。(他にどんな手法があるのだろう?と調べると、なんかよくわからなくなった。)
- (2)過去に実施したマーケティング施策(=内部要因)と成果に影響を与える外部要因を洗い出す
- (3)消費者の購買行動の各段階に洗い出した施策を振り分ける
- (4)データを収集する
- (5)分析をする
- (6)分析精度を向上させる
(3)の解説図:『マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)とは? | MAGELLAN』より引用
(学習中)
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