Remix の開発環境を構築する ( Volta、Node.js、Yarn、Docker Desktop )
目的
Remix を使用したフルスタックアプリケーションの開発に向けて、開発環境を整備するため、関連ツールを導入します。
環境
環境 | バージョン等 |
---|---|
OS | macOS ( Apple Chip ) |
shell | zsh |
Volta | 1.1.0 |
Node.js | 20.11.1 |
Yarn | 4.1.1 |
Node.js バージョン管理ツール ( Volta )
概要
Volta は、 tool chain manager として JavaScript CLI を管理するツールなことから、 Node.js 以外にパッケージ管理ツールも管理します。
他の選択肢として nvm や n がありますが、好みの観点から Volta を導入します。
作業
Volta のインストールコマンドを実行します。
curl https://get.volta.sh | bash
zsh 設定ファイルを開きます。
vim ~/.zshrc
以下を追記します。
export VOLTA_HOME="$HOME/.volta"
export PATH="$VOLTA_HOME/bin:$PATH"
volta を有効化します。
volta setup
シェルの設定をリフレッシュする。
zsh
以下のコマンドを実行し、バージョンを確認できたら導入完了です。
volta --version
Node.js
概要
Remix 開発に必要な JavaScript ランタイム環境を提供する Node.js をインストールします。
2024/03/20 時点の最新は v21.7.1 ですが、 Node.js のリリースサイクルの観点から偶数番号のバージョンは長期サポート ( Long Term Support ) を受けられるため、v20.11.0 を選択しています。
作業
Volta を通じて、Node.js をインストールします。
volta install node@20.11.1
以下のコマンドを実行し、バージョンを確認できたら導入完了です。
node --version
パッケージ管理ツール ( Yarn )
概要
触り慣れている及び好みの観点から、 Yarn をインストールします。
パッケージ管理ツールには、 npm、 Yarn、 pnpm など選択肢があるため、好みのツールを使用すると良いでしょう。
今回は、最新バージョンの Yarn v4.1.1 を導入します。
作業
Volta を通じて、Yarn をインストールします。
volta install yarn@v4.1.1
以下のコマンドを実行し、バージョンを確認できたら導入完了です。
yarn --version
Docker Desktop
概要
今回実装するアプリケーションでは Relational Database ( RDB ) を使用します。
RDB のサーバは Homebrew でも導入可能ですが、 Docker を使用すると環境構築や RDB のバージョン管理も容易なため、 Docker Desktop を導入します。
作業
Docker Desktop からダウンロードします。
アプリを起動し、ウィザードに従い設定を進めてください。
以下のコマンドを実行し、バージョンを確認できたら導入完了です。
完了すると、Client と Server のバージョンが表示されます。
docker version
参考 URL
- Volta
- Node.js バージョン管理ツール
- Node.js
- パッケージ管理ツール
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