Zenn
🐕

playwright-mcpをWindows11で試した件

2025/03/26に公開
1

私は、Claudeのサブスクリプションを利用していないので、Claude Desktopで、MCPを使えないようです。
それで、cursorのMCPの設定を使いました。
Windows11で、試しています。

C:\Users\ユーザー名\.cursor\mcp.json

に、こちらを設定しました。

{
  "mcpServers": {
    "playwright-mcp": {
      "command": "node",
      "args": [
        "D:/MCP/playwright-mcp/cli.js"
      ]
    }
  }
}

そして、この画面になりました。

このlaywright-mcpを有効しているときは、cursorを起動すると、ターミナルも一緒に起動します。
何も表示されないターミナルですが、MCPサーバーが起動している証拠のようです。
今回cursorのagentモードを使って、Googleのウェブサイトにアクセスして、トップページのスクリーンショットを撮影する動作ができました。

今回は、外付けのDドライブに
https://github.com/microsoft/playwright-mcp
のクローンを作り、ビルドまで行いました。

npx @playwright/mcp@latest

このように起動コマンドを実行しても、ターミナルには、何も表示されないです。
ビルドなどのことは、この記事の後半を読んでください。

Claude Desktop 無料ユーザーもMCPを利用できた

laywright-mcp以外のMCPサーバーがcursorで上手く行かないので、思い切ってClaude Desktopで、試してみました。

設定ファイルのパスは、Windows11の場合は、この場所の場合もあります。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Claude\claude_desktop_config.json

最終的に、このように書きました。
Jsonの項目のコマンドは、使っているパソコンで、npxが動くパスを設定することが必要でした。


{
  "mcpServers": {
    "mcp-installer": {
      "command": "C:\\Program Files\\nodejs\\npx.cmd",
      "args": [
        "@anaisbetts/mcp-installer"
      ],
      "env": {
        "APPDATA": "C:\\Users\\ユーザー名\\AppData\\Roaming"
      }
    },
    "brave-search": {
      "command": "C:\\Program Files\\nodejs\\npx.cmd",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-brave-search"
      ],
      "env": {
        "BRAVE_API_KEY": "************",
        "APPDATA": "C:\\Users\\ユーザー名\\AppData\\Roaming"
      }
    },
    "playwright-mcp-wsl": {
          "command": "wsl",
          "args": ["bash", "-ic", "cd ~/mcp/playwright-mcp && node cli.js"],
          "env": {}
        }
  }
}

上記の内容で、下記のMCPサーバーが使えます。

mcp-installer

AIと会話しながら、MCPサーバーを利用できるように、設定できます。

ブラウザで有名なBraveのAPIを利用して、AIから検索できます。
API KEYが色々ありますので、間違えないでください。
Free AIで、使えます。

Microsoftのplaywright-mcp

AIがブラウザの操作するためのツールです。
ローカルにリポジトリのクローンを作り、ビルドして起動できるようにしました。
起動しても、ターミナルに何も表示されないです。
https://github.com/microsoft/playwright-mcp?tab=readme-ov-file

Microsoftのplaywright-mcpを起動するまでの手順

私は、外付けドライブを使いました。
まず、リポジトリのクローンを作ります。

D:\MCP\playwright-mcp> git clone https://github.com/microsoft/playwright-mcp.git

ディレクトリを移動します。
そして依存関係を、インストールします。

cd playwright-mcp
npm install

ビルドします。

npm run build

サーバー起動

node cli.js

起動してもターミナルに、何も表示されません。

Claude Desktopで、runningが表示されまた。
接続できました。

ハンマーのアイコン増えました

無料ユーザーでも、ハンマーのアイコンが増えてMCPサーバーが使えました。

でもうまく動かないです。

ネットの記事で、MCPサーバーの起動コマンドが書かれていますが、これを試しても上手く行かないです。

npx @playwright/mcp@latest

このコマンドを試しても、何も反応が無いです。
cursorのMCPに登録して試したときは、何も表示されないコマンドのターミナルが表示されます。
GPT-4oに質問したら、MCPサーバーが起動した証拠だと言っていました。
今回MCPサーバーが起動しても、メッセージが表示されるようにコードが書かれていないことが分かりました。

Windows11で上手く行かないけどXのポストなどで成功事例があることから、WSLで使う方法に変更しました。

WSLを活用してClaude DesktopでMCPサーバーとして使うことができました

下記の手順でWSLで、インストールしました。

git clone https://github.com/microsoft/playwright-mcp.git
cd playwright-mcp
npm install
npx playwright install
npm run build

この後Windows11にインストールしているClaude DesktopのMCPのJsonの設定を、このように書きました。

{
  "mcpServers": {
    "playwright-mcp-wsl": {
      "command": "wsl",
      "args": ["bash", "-ic", "node /home/<your-username>/mcp/playwright-mcp/cli.js"]
    }
  }
}

このあとClaude Desktopのチャットで、playwright-mcpを使いウェブサイトのトップページをPDFに保存できました。

保存したPDFは、下記のコマンドで、Windows11で使えるドライブにコピーできました。

cp /tmp/page-....pdf /mnt/d/

参考にした記事は、こちらです。
https://qiita.com/itlegacy/items/f1fb85596c99234613bc
https://note.com/kogum4/n/n22562f15aafd
https://zenn.dev/breakedge/articles/71c1229d25a25c
https://zenn.dev/fleagne/articles/8361d8455a3f1c

cursorは、Windows11のドライブで起動しているMCPサーバーで使う

cursorのMCPサーバー設定のjsonに、WSLのパスを書くなどして試しまたが、機能しませんでした。
そのためcursorでplaywright-mcpを使うときは、リポジトリをインストールする場所に気を付けてください。

1

Discussion

ログインするとコメントできます