住所ベースレジストリの導入

住所ベースレジストリのバージョンが上がってインストール方法が変わったようなので備忘録。（3月15日に住所ベースレジストリのラベルが更新された関係で abrg downloadのところでエラーが発生します。こちらのプルリクで修正されたので、マージされるのを待ちましょう ）

brew install nodejs # node.jsのインストール
mkdir -p ~/abr # 任意のディレクトリを作成
cd ~/abr # 作成したディレクトリに移動
npm install @digital-go-jp/abr-geocoder # abr-geocoderのインストール
npx abrg download # 住所データのダウンロード
npx abrg update-check # 住所データが最新かどうかチェック
npx abrg help # ヘルプの表示
echo "東京都千代田区紀尾井町1-3　東京ガーデンテラス紀尾井町 19階、20階" | npx abrg -
# あらかじめ評価したい住所を記載したtest.txtを作成しておく
npx abrg test.txt

用意しておくtest.txtの例。1行に1つの住所を記載します。

東京都千代田区紀尾井町1-3　東京ガーデンテラス紀尾井町 19階、20階
東京都千代田区紀尾井町1番3号

名寄せを行うには住所表記の揺らぎを補正する必要がありますが、abr-geocoderを使うことによって住所ベースレジストリのデータと突合し、正規化された住所を取得できます。
--fuzzyオプションを使うことで、外字などによる文字化けを町字データに基づいて補正することも可能です。--fuzzyオプションではワイルドカードに?を使うことから、代替文字に●など別の文字を使っている場合、これらを?に置き換えてから実行する必要があります。