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MacBook Air環境構築 2024

2024/03/17に公開

MacBook Air M1が出て3年半近く、MacBook Air 15インチが出た時は気になっていたのですが、遠からずM3に更新されるだろうと思って待っていたところ、まさかのM3とM3 Pro、M3 Maxが同時発表でMacBook Airは更新されず、残念な思いをしながら指折り待っていたのですが、3月に入って唐突に発表されて、ビックリしながらも即ポチして、3月11日に届きました。
かれこれ3年近く触っていない間に色々と変わっていたので、備忘録代わりに書き残しておきます。

何はともあれHomebrew導入

HomebrewはMacのパッケージ管理ツールです。Macにはデフォルトでインストールされていないので、まずはHomebrewをインストールします。よく知られている方法としては以下の方法ですが、最近はmacOS向けにpkgも あるようで、私はpkgを使いました。まあ、この辺は趣味ですね。


/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

MacAppStore経由で入れた方がいいアプリも多い

Windows上のwingetなんかはStoreとwingetを統合的に扱えるのですが、HomebrewはMacAppStoreのアプリをインストールできません。世の中には古いアプリがHomebrewでインストールできるものの、MacAppStoreでしか最新版をインストールできない場合があります。例えばKindleなんかはHomebrew経由だとIntelバイナリでRosetta2が要求され、ARM版はMacAppStore経由でしかインストールできません。MacAppStoreのアプリからポチポチ探すのも楽しいのですが、コマンドライン厨としてはCLI版もインストールしておきましょう。検索とかだいぶ楽になります。私はMacAppStoreからKindleをインストールしました。


brew install mas
mas install kindle

ターミナルやエディタを好みのものに変更

この辺は趣味性が高いので押し付けるつもりはないのだけど、Rustエコシステムに嵌まっている私はweztermとzedがお気に入りです。zedはRustで書かれたテキストエディタで、もともとAtomをつくっていたメンバーが関わっているようです。テキストの編集なんかであればzedでほぼ足りるのですが、例えばZennの記事を書いてGitHubリポジトリにプッシュするとか、Gitの作業をしたいときにはVSCodeの拡張機能がよくできているので、VSCodeもインストールしておきます。

brew install wezterm
brew install zed
brew install visual-studio-code

WezTermの設定は ~/.config/wezterm/wezterm.luaでカスタマイズできます。例えば、私は以下の設定をしています。わたしは好んでIBM Plex を使っていますが、これは純粋に趣味です。

local wezterm = require 'wezterm';

return {
    font = wezterm.font_with_fallback({
        { family = "IBM Plex Mono", weight = "Regular" },
        { family = "IPAmjMincho",   weight = "Regular" }
    }),

    color_scheme = 'iceberg-dark',
    window_background_opacity = 0.9,
    initial_rows = 40
}

zedの設定は ~/.config/zed/setting.json でカスタマイズできます。例えば、私は以下の設定をしています。


{
  "ui_font_size": 16,
  "buffer_font_size": 16,
  "autosave": "on_focus_change",
  "buffer_font_family": "IBM Plex Mono"
}

Rustの環境構築

zedやWezTermを使うだけであればRustの環境構築は不要ですが、どのみち手元でビルドするために欲しくなるだろうから、入れておきましょう。動作確認がてら、よく使うツールをいくつかインストールしておきます。

xcode-select --install
brew install rustup-init
rustup init
source "$HOME/.cargo/env"
mkdir .zfunc
rustup completions zsh > ~/.zfunc/_rustup
cargo install bottom tokei bat

ブラウザをどうするかも悩みどころ

Safariは非常にいいブラウザなんだけど、サイトによっては仮名漢字変換の途中で文字が送信されちゃうんですよね。SafariやWebKitの不具合というよりはFacebookはじめ英語圏のWebサイトのデバッグ不足というかIMEが必要な国々に対する配慮不足じゃないかと思うけど、何かしらBlink系のブラウザを入れないと仕事にならない。
普通ここはChromeだろうと思うのだけど私はMicrosoft Edgeを入れています。仕事柄OutlookやTeamsにWebで入ることが多いのと、Copilotの呼び出し、タブを縦に配置できるところが気に入っています。最近はVSCodeとかSlackとかElectronベースのアプリが増えていますが、貧乏性のわたしはElectronベースのアプリはインストールせず、できるだけブラウザからアクセスしています。


brew install microsoft-edge

流行りのLLMを追っかけるか

MacはNVIDIAのGPGPUが載っていないし、私のMacBook Airはメモリが24GBしか載っていないので、70Bとかのモデルは動かせないのですが、13Bくらいのオープンモデルであれば動かせます。普段は職場のクラウド環境でLLMなんかを使っていますが、手元でLLMを動かすのも面白いものです。Macは十分なメモリ帯域幅を持っていますし、最近はGPUによるアクセラレーションも効くため、13Bくらいのモデルであればサクサク動くようです。


brew install lm-studio

MacBook Airが届いて1週間ちょっと、環境構築の備忘録代わりに書いてみましたが、気が向いたら更新します。

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