Intune から windows 11 25H2 を展開する
概要
先日 windows 11 25H2 が配布開始されました。
というか正確には、機能が有効化できるようになりました (昔のNT4.0のWorkStationとServerのよう。。。)
Inutne 環境では、管理者が展開してあげる必要があるので手順をまとめます。
※画面は記事作成時のものになります。日時がたつと変わる可能性があります。
手順
更新リングの設定
まずは、更新リングを設定して、
アップデート対象PCが更新対象になるように設定します。
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Intune 管理センター へ移動し、
「デバイス」-「Windows の更新プログラム」の順に遷移します。
「解放する」の一覧に「2025.10 B」があることを確認します。

Intune 管理センターでの機能アップデートの画面 -
画面内にある「更新リング」をクリックします。

「更新リング」の場所 -
画面内の任意の更新リングをクリックします。
今回は、私の自宅環境なので「Windows Autopatch Update Policy - Default - Ring1」としています。

「更新リング」を選択 -
更新リング (Windows Autopatch Update Policy - Default - Ring1) の内容を確認します。
必要であれば、「昨日更新プログラムの延長期間 (日数)」や猶予期限を編集します。

「更新リング」の内容 (これは、上記で記載したやつのデフォルト設定) -
「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー内容を確認します。
今回は、ここに1台も登録されていないので登録を追加します。
追加の方法は、いったんIntune管理センターの「グループ」をクリックし、
さらに「すべてのグループ」をクリックして表示します。
検索窓で「windows auto」まで検索すると「Windows Autopatch - Ring1」が出てくるのでリンクをクリックします。

「すべてのグループ」の検索結果 -
「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー画面が表示されたら、
左メニューの「メンバー」をクリックします。
初期段階では、何も登録されていないので、「+メンバーの追加」をクリックします。

「すべてのグループ」の検索結果 -
「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー追加画面が表示されたら、
検索窓で該当のグループやデバイスを検索します。
今回は、すでに家のWinodwsデバイスが動的登録される「Win10-Devices」があったのでこれを追加します。

「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー追加画面 -
「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー画面に戻って更新して、
今回は、追加したメンバーが追加されていることを確認します。

「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー追加画面 -
「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー画面に戻って更新して、
今回は、追加したメンバーが追加されていることを確認します。

「Windows Autopatch - Ring1」のメンバー追加画面
機能更新プログラムの設定
-
「Windows の更新プログラム」の画面に戻り、
画面内にある「更新リング」をクリックします。

「機能更新プログラム」の場所 -
「機能更新プログラム」の画面で「+作成」をクリックして選択肢を表示し、
「昨日更新プログラム ポリシーの作成」をクリックします。

「機能更新プログラム」の場所 -
「機能の更新プログラムの展開を作成する」の画面で設定していきます。
私は、以下のように設定しましたが、組織や状況により適宜変更が必要かと。
- 名前 : バージョンなどがわかりやすい名前を設定
- 展開する機能更新プログラム : 「windows 11, version 25H2」を選択
「必要な更新プログラムとして~」にオプションを設定して、
「デバイスが windows 11 の実行対象でない場合は~」にチェックを入れる。 - ロールアウトオプション : 「更新プログラムをできるだけ早く利用可能にする」にオプションを選択。
- すべて設定が完了したら、一番下の「次へ」をクリック

「機能の更新プログラムの展開を作成する」の設定内容
-
次は、グループの割り当ての画面になるので、
更新リングのグループである「Windows Autopatch - Ring1」を追加して、「次へ」をクリック。

「機能の更新プログラムの展開を作成するの割り当て」の設定内容 -
最後に設定した内容の一覧が表示されるので、
問題なければ「作成」をクリック。

「機能の更新プログラムの展開を作成するの最終確認」の設定内容
このあとは、該当マシンで25H2が降りてくるのを待ちましょう~
最後に
無事にアップデート完了~

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