JetBrains IDE で Qodana で静的コード検査
JetBrains IDE で Qodana で静的コード検査
前回は Qodana CLI を利用して静的コード検査を行いました。
今回は IntelliJ IDEA や PyCharm などの JetBrains の IDE で Qodana を利用した静的コード検査にチャレンジします。
目次
- Qodana Community で静的コード検査
- JetBrains IDE で Qodana で静的コード検査
- Qodana Cloud
- GitLab CI で Qodana の静的検査 (Code Quality もあり)
PyCharm Community で試す
無償の PyCharm Community をインストールします。
適当にプロジェクトを作成し、前回と同様に問題のあるコードを含む main.py
ファイルを作成します。
def hello(a):
pass
左下にある問題 (!) アイコンをクリックし、ファイル
タブを開きます。コードの問題が表示されますが、これは今までの PyCharm の静的コード検査の機能です。
Qodana で検査するにはサーバーサイド解析
-> Qodana の開始
-> ローカルで実行
-> 実行
をクリックします。
問題
タブに Qodana の結果が表示されていますが、Continue setup in browser
をクリックすると前回試したようにブラウザーで表示することができます。
前回の Qodana CLI は Docker Image を利用して検査していましたが、JetBrains IDE で検査するときは Docker Image ではなく、内蔵されている Qodana エンジンを利用するようです。
- Docker Engine は不要です。
-
qodana.yaml
設定ファイルのlinter:
は無視されます。PyCharm で C# が検査できたりはしません。 - Qodana Ultimate のライセンスは不要です。例えば WebStorm のライセンスがあれば WebStorm で JavaScript の検査が行えます。
最後に
Qodana の検査エンジンは JetBrains IDE のそれを流用しているようです。(確証はありませんが)
Qodana よりも、今までの JetBrains IDE のコード検査の方が使い勝手が良いです。コードを書いている最中にリアルタイムでいろいろ教えてくれるので。JetBrains IDE から Qodana で検査する意味はあまり感じられませんでした。
まあ、レポートを Qodana Cloud にアップロードして他の人と共有するといったこともできるので、そのあたりはまた後日。
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