【読書感想】「2つのDX」とデジタル時代の経営ガイドライン
こちらを読んだ感想、まとめ。
DX Criteria( DX基準 )は、日本CTO協会が監修・編纂している企業のデジタル化とソフトウェア活用のためのガイドラインです。
組織文化と「見えない」投資 高速な開発を行う組織には一度体験しないと価値がわかりにくい投資や習慣があります。この説明コストの高さを軽減し、導入を促します。
たとえば、ソフトウェアのインテグレーションテストとデプロイパイプラインの自動化は、品質を担保するだけでなくリリースサイクルを早くする効果があります。そして、チームが細かなチェックを神経を削って確認することからいくぶんか開放します。エンジニアはソフトウェアを修正することへの恐怖や不安が減り、活発に改善活動が進みます。また、心理的安全性の担保されたチームは、闊達な意見交換が行われプロジェクトの課題にいち早く気がつけます。
チームとチームメンバーの権限について、RACI図やデリゲーションポーカーなどによって、可視化され共有されているか。
RACI図。初めて聞いたけど、良さそう
チームは存在するが、それぞれのやっている仕事の内容をよく知らないし、代わりにやることもできない。
意外とありがち
[チーム 02] チームビルディング
チームは少なくとも半年以上継続して存在しているか。
めちゃくちゃ大事
[チーム 03] 心理的安全性
これは最近の自分のテーマでもある。
チームメンバーの心理的安全性を測る指標があり、定期的に計測しているか。
難しい。こういうのをNPS測定するしかないのか
ミッションや共通のゴール設定をしないまま意見を集め、課題のためというよりも個人のための意見しか出てこない状況になっている。
結構やりがち
[チーム 08] バリューストリーム最適化
要は開発プロセスの最適化・改善活動
設定ファイルや一部のソースコードに対して、エンジニアでなくても必要に応じて修正のためのPull Request(Merge Request)を投げることがあるか。
できたらいいけど、自動テストやLinterなどの整備が必須だと思う
[システム 05] API駆動開発
またシステムがレガシー化した際に交換したり、改善したりといった手が打ちやすいものになります。
これ大事
[システム 06] 疎結合アーキテクチャ
目指すべきアーキテクチャに対してそぐわない点を洗い出すための仕組みが存在しており、それらの情報をもとに改善を進めているか。(アーキテクチャ適応度関数)
実際やるの難しい
データ駆動の評価項目
前半部分は大体一人でも回せるようになったのは結構いいことだと思う。
3.4以降から重くなる
[デザイン思考 01] ペルソナの設定
雑でもいいから1つでもペルソナを作って意識する環境って意外とできない。
[コーポレート 04] 人事制度・育成戦略
全社員のスキルセットやキャリアを管理しているタレントマネジメントシステムを導入していて、データと計画をアップデートしているか。
やっている会社を聞いたことがない。。。
[コーポレート 08] 攻めのセキュリティ
セキュリティの存在感が強くなってる。
デジタル化するものが増えれば増えるほどそのデータが攻撃されやすくなる。
全体的な感想
全体的に半分くらいの項目は人数が多い企業向けのものなので、人数少ないチームは半分くらいの項目を頑張れればかなり良いと思った。
冒頭にある、企業のデジタル化というより、開発者体験の項目の方が多いように感じた。