🐱

AWS Certified DevOps Engineer – Professional 振り返り

2022/02/05に公開

はじめに

本記事は、筆者がAWS Certified DevOps Engineer – Professional取得に向けて実施した試験対策と試験の所感をまとめたものです。
ベースの知識によって必要となる対策は異なると思いますが、試験対策の一例として参考にしていただければと思います。

試験対策

下記のフローで試験対策を実施しました。

  1. 試験概要の把握
  2. 出題傾向の把握
  3. 主要サービスの学習
  4. 模擬試験の実施と解説を基にした学習

試験概要の把握

下記2点のAWS公式資料を確認し、試験の概要を把握しました。

出題傾向の把握

Exam Readiness: AWS Certified DevOps Engineer – Professional (Japanese)を用いて、出題傾向を把握しました。
これはAWS公式が提供している教材で、動画 + サンプル問題で構成されています。
想定学習期間は7h程とありますが、筆者は8 ~ 9h程かかりました(英語のリスニング能力が乏しく、字幕を読んでいたのが主な原因...)。
英語のリスニングが苦手な方は、多めに時間を見積もることをおすすめします。

主要サービスの学習

下記資料を読み、主要なサービスの概要を掴みました。

https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/

前節の教材を基に、主要なサービスや理解が浅いサービスの資料を読むことをおすすめします。
私の場合は、下記のサービスの資料を読みました。

模擬試験の実施と解説を基にした学習

AWS公式模擬試験を実施しました。
以前は有料でしたが、現在提供されている模擬試験は無料で何度も受けることができます。
実際に実施してみて、以前の模擬試験より下記の点が優秀だと思いました。

  • 正否がすぐに分かる
  • 全ての問題に解説が付属している
    • 問題に関係のあるAWS公式ドキュメントへのリンクが記載されている
  • いつでも開始/停止ができる
  • 無料

記載されているリンク先のページを全て読み、サービスへの理解を深めました。

その他の参考サイト

https://aws.amazon.com/jp/whitepapers/?whitepapers-main.sort-by=item.additionalFields.sortDate&whitepapers-main.sort-order=desc&awsf.whitepapers-content-type=*all&awsf.whitepapers-tech-category=*all&awsf.whitepapers-industries=*all&awsf.whitepapers-business-category=*all&awsf.whitepapers-global-methodology=*all

https://tech.nri-net.com/entry/aws_certified_devops_engineer_professional

試験の所感

下記の3点が重要であると感じました。

  • 各サービスの主要なユースケースの理解
  • 出題傾向の多い要件の理解
  • 時間管理

各サービスの主要なユースケースの理解

学習期間の問題で、全てのサービスの詳細を理解することが難しいケースがあると思います。
上記のような場合であっても、サービスの簡単なユースケースだけを押さえておくことで、解答の選択肢を絞ることができます。
簡単なユースケースとは、例えば下記のようなものです。

  • Organizations
    • サービスコントロールポリシーを用いて、子アカウントの利用サービスを制限する

また、ユースケースが似通っているサービス/機能に関して、仕様による使い分けを理解しておくと、解ける問題が増えるように思いました。
例えば、下記のようなイメージです。

  • Secret Manager
    • 自動ローテーション要件のある認証情報(RDSなど)に用いる
  • Systems Manager Parameter Store
    • SecureString
      • 自動ローテーション要件が無い認証情報に用いる
    • String, StringList
      • 認証情報以外のパラメータに用いる

出題傾向の多い要件の理解

下記3つの要件への理解を深め、実現に必要なサービスとその機能を把握しておくと、解ける問題が増えるように思いました。

  • グローバル要件
    • マルチリージョン展開
    • サービス, 機能例
      • Route53, レイテンシールーティング
      • DynamoDB, グローバルテーブル
      • RDS, クロスリージョンリードレプリカ
  • DR要件
    • RTO/RPO要件に応じた戦略
    • サービス, 機能例
      • Route53, フェイルオーバールーティング
      • Route53, 加重ルーティング
        • ウォームスタンバイのため
      • RDS, クロスリージョンリードレプリカ
  • デプロイ要件
    • 各デプロイポリシーの違い
    • サービス, 機能例
      • CodeDeploy(Lambdaターゲット), Canaryデプロイメント
      • Elastic Beanstalk, Blue/Greenデプロイメント

時間管理

AWS Certified Solutions Architect - Professionalも同様ですが、Associateレベルの資格と比べ、かなり時間的余裕がないように感じました。
そのため、下記の様な時間管理が重要だと感じました。

  • 25問毎に時間を区切る
  • 短文の問題を素早く解き、長文の問題の読み込みに時間をかける
  • etc.

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます!
本記事が資格試験合格への一助になれば幸いです。

Discussion