【2025年版】無料で使えるAI・開発ツール集

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【2025年版】無料で使えるAI・開発ツール集:最新トレンド対応版

本記事では、無料で利用できる、または豊富な無料枠を持つAIツールや開発環境補助ツールを、現在のトレンドに合わせてアップデートしました。トライアル期間のあるツールと、永続的に無料で利用できるツールに分けて紹介します。

現在の主要トレンド

2025年現在、AIと開発の現場ではいくつかの大きなトレンドが見られます。

  • 生成AIの多様化: テキスト生成だけでなく、画像、動画、音楽、コードなど、多様なコンテンツを生成するAIが実用的になっています。
  • オープンソースLLMの台頭: MetaのLlamaシリーズやMistralなど、高性能なオープンソース大規模言語モデル(LLM)が登場し、誰でも手軽に利用できるようになりました。
  • ローカルLLMの普及: Ollamaのようなツールを使うことで、高性能なAIを自分のPC上で直接実行することが可能になり、プライバシーやカスタマイズの自由度が高まっています。
  • AI統合開発環境: コーディングの段階からAIが深く統合された開発ツールが主流になりつつあり、開発効率を飛躍的に向上させています。

無料系のツール

AIツール

  • Google Gemini: 開発者向けのAPIに無料枠があり、Google AI Studioは無料で利用できます。
  • Perplexity AI: 基本的な検索機能は無料で、情報源を明記した回答を得意とします。
  • ChatGPT (OpenAI): 基本的なチャット機能を持つ無料プランが提供されており、日常的なテキスト生成やアイデア出しに活用できます。
  • Claude (Anthropic): 高性能な対話AIで、無料プランでも最新モデルの一つである「Claude 3.5 Sonnet」が利用可能です。
  • Microsoft Copilot (旧Bing Chat): Microsoftが提供するAIチャットで、最新のGPTモデルを無料で利用できます。
  • Hugging Face: オープンソースモデルの共有プラットフォームで、公開モデルのホスティングは無料です。
  • Leonardo.Ai: 高機能な画像生成AIで、毎日150トークンが付与される無料プランがあります。
  • Ollama: Llama 3などのオープンソースLLMを自分のPCで簡単に実行するためのツールで、完全に無料です。
  • Groq: 非常に高速な推論が可能なLPU(Language Processing Unit)を搭載したAIプラットフォームで、無料のAPIアクセス枠が提供されています。
  • Dify.AI: RAG(検索拡張生成)を用いたAIアプリを簡単に構築できるプラットフォーム。セルフホストであれば無料で、クラウド版にも無料枠があります。
  • Stack Overflow: プログラマーや開発者のための無料Q&Aサイトです。
  • Qiita / Zenn: 日本のエンジニア向け技術情報共有プラットフォームで、無料で利用できます。

開発環境・補助ツール

  • GitHub: 個人の開発者向けに、無制限の公開・非公開リポジトリを無料で提供しています。
  • Visual Studio Code (VS Code): Microsoftが開発した、拡張機能が豊富な完全無料のコードエディタです。
  • Warp: Rustで開発されたAI搭載の高速ターミナルで、個人利用は無料です。
  • Cursor: AIが深く統合されたコードエディタで、基本的な機能は無料で利用できます。
  • Jupyter Notebook/JupyterLab: データサイエンスや機械学習の分野で広く使われている、オープンソースの対話型開発環境です。
  • Google Colab: ブラウザから利用できるコーディング環境で、GPUも無料で利用可能です。

データベース・バックエンド (BaaS)

  • Supabase: Firebaseの代替として注目されるオープンソースのBaaSで、2つのプロジェクトまで無料で利用できます。
  • Firebase: Googleが提供するBaaSで、「Sparkプラン」では一定の使用量まで無料で利用できます。
  • Vercel: フロントエンドのホスティングで知られていますが、HobbyプランではPostgresデータベースやKVストアなどのバックエンド機能も無料で提供しています。
  • Neon: サーバーレスPostgresデータベースで、開発用途の無料枠が提供されています。
  • PlanetScale: MySQL互換のサーバーレスデータベースで、開発・テスト用途の無料プランがあります。

その他

  • Zapier: 異なるWebアプリケーション間の連携を自動化するツールで、月に一定数のタスクまで無料で利用できます。

トライアル(無料試用)または無料枠付きのツール

AIツール

  • GitHub Copilot: AIコーディング支援ツールで、限定的な無料プランが提供されています(月2000回の補完、50回のチャットなど)。 認定された学生やオープンソースのメンテナは無料でProプランを利用できます。
  • OpenAI API: 新規ユーザー向けに無料クレジットが提供されることがあります。
  • Notion AI: 人気のワークスペースツールNotionに組み込まれたAIアシスタント。無料トライアルがあり、回数制限付きで試せます。
  • Stable Diffusion API: 画像生成AIのAPIで、無料トライアルが提供されています。
  • DataRobot: エンタープライズ向けのAIプラットフォームで、無料試用版が用意されています。
  • Google AutoML: Google Cloudの機能で、新規顧客向けに無料クレジットが提供されます。

開発環境・補助ツール

  • GitHub Codespaces: クラウドベースの開発環境。Freeアカウントでは毎月一定のコア時間とストレージが無料で提供されます。
  • Gitpod: クラウドIDEで、月50クレジット(約50時間相当)の無料プランがあります。
  • Replit: ブラウザ上でコーディングからホスティングまで可能なプラットフォーム。基本的な機能は無料で利用できます。

その他

  • MATLAB: 数値解析ソフトウェアで、無料トライアルが提供されています。学生版は低価格で利用可能です。

まとめと注意点

今回紹介したツールは、2025/6/13現在のAI開発のトレンドを反映したものです。特に、オープンソースモデルやローカルで実行可能なAIツールの充実は、開発者にとって大きな選択肢の広がりを意味します。

各ツールの無料枠やトライアルの内容は頻繁に変更される可能性があるため、利用を検討する際は必ず公式サイトで最新の料金プランを確認することをお勧めします。

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