Excel VBA_おすすめの設定4つ
この記事ではExcel VBA:おすすめの設定を4つご紹介します。効率良くコードを書いていくには作業しやすい環境を作ることがとても重要なので、ぜひみなさんのVBEにも取り入れてみて下さい。
- 自動構文チェックを外す
- 変数の宣言を強制する
- 文字のサイズを大きくする
- 入力補助機能を利用する
上記はどれもツールタブにあるオプションから設定を変更できます。
最終的には下記のような設定になればOKです。以下で詳細を1つ1つ解説していきます。
自動構文チェックを外す
コードの誤りをチェックしてメッセージを表示する機能です。 チェックが付いていた場合、以下のようにEnterキーを押した瞬間にエラーメッセージが出ます。
しかしわざわざメッセージを表示させずとも、該当箇所のコードには自動で色は付きます。何度も「OK」ボタンをクリックしてポップアップを閉じるのは面倒なので、こちらの設定はOFFにしてしまいましょう。(チェックボックスを外すことでOFFにできます。)
変数の宣言を強制する
未宣言の変数があった場合にエラーを表示する機能です。 宣言していない変数を使おうとするとエラーが出るようになるため、ミスを減らすことができます。
チェックを入れると下記のように、自動的にモジュールの先頭にOption Explicit
が追記されます。
入力補助機能を利用する
コードの文字入力を補完する機能です。 オブジェクト名やプロパティ/メソッドを正確に入力することは非常に大変で、打ち間違いなどミスを生む原因となります。そこで入力補助機能や自動メンバー表示機能などを使って、自分の手で最後まで入力する手間を減らしましょう。
入力補助機能
Ctrl + スペース
によって、途中まで入力した文字列を補完してくれる機能です。例えばran
と3文字入力した時点でCtrl + スペース
を押すと、下記のように予測候補が表示されます。
矢印キーでリスト内から選択をして、Tab
で確定できます。利用頻度が最も高い最重要ショートカットです。
自動メンバー表示機能
オブジェクトを入力に.
(ピリオド)を入力したときに表示される候補です。こちらも矢印キーでリスト内から選択をして、Tab
で確定できます。
ちなみにESC
で表示を消すこともできますし、Ctrl + J
で再表示もできます。
自動クイックヒント
引数をもつ関数やメソッドを入力する場合に、引数名を表示する機能です。
ESC
で表示を消し、Ctrl + I
で再表示できます。
文字のサイズを大きくする
デフォルトでのVBEの文字は少し小さめです。そこで「エディターの設定」の項目から文字サイズを大きくすることもできます。
文字サイズが変更されない場合
ディスプレイの設定で倍率が変更してあると、文字サイズの変更が適用されない場合もあります。
その場合には倍率を100%に戻してから再起動を試してみて下さい。再起動後にもう一度文字サイズを変更すると、適用されるのではないかと思います。
(おまけ)コードウィンドウの色を変更する
背景が白色のままだと長時間作業をした際、目への負担が大きいとされています。そこで黒などの見やすい色へ変更することで、長時間でも目が疲れない環境を作ることができます。
コードの表示色(C)
:対象となるコード
前景(O)
:文字色
背景(B)
:背景色
上記のように設定が可能なので、こちらについてはお好みで設定してみて下さい。
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