さくらのレンタルサーバーのライトプランでWordPressを運用してみよう
2024年3月7日追記:PlanetScaleが有料化されるので他のDB見つける必要あり!
無料で使えるMySQL見つければ同様に安価でブログ運営できます。
満たしたい要件
- WordPressを月額131円(1年払い)のライトプランで使いたい。
- メールサーバーを使いたい(Gmailでドメインメールを使えるようにする)
つまり、ライトプランでWordPressを使おうという内容です。
ライトプランではMySQLが使えないが、PlanetScale使えばええんや。
さくらのレンタルサーバーのライトプランにはMySQLが利用できず、WordPressを使うことができません。PHPに関しては使えるので、MySQLを外部に設置することができれば使えるはずです。
ここで登場するのが PlanetScale です。
5GBのストレージを搭載したデータベースを無料使わせてくれる太っ腹具合。
これは活用すべきですよね。
ということで、
さくらのレンタルサーバー + PlanetScale でWordPressサイトを動かしつつ、
メールサーバーとしてさくらのレンタルサーバーを使っていきます。
費用感(WordPress部分は月額45円)
Cloud Run で運用した方がで安く済みそう(ワンチャン0円)ではありますが、
月額86円のメールボックスを使えると考えると、WordPressサイト部分は月額45円で利用できる計算になります。月額45円でCMS向けにチューニングをしてくれて、容量100GBも割り当ててくれる、十分な環境だと思いませんか?
それじゃあ、やっていきます。
必要なものを準備しよう
先述した通り、PlanetScale を使うので、先にPalnetScaleに登録しておきましょう。
登録時のポイントとしては、
データベースのリージョン(Region)は、 ap-northeast-1(Tokyo)
を選択すること。さくらのレンタルサーバーからこのデータベースにデータを取得しにいくことになるので、物理的に距離が近い方が得です。
データベースの作成が完了したら、歯車マークをクリックします。
プロダクションに昇格させて良いか?と聞かれるので、「Promote branch」で本番公開しちゃいましょう。
次に、接続情報を取得するために、
画面右側にある「Get connection strings」をクリックします。
「Create Password」というボタンが出てくるのでクリックします。
これで接続情報が出力されているはずです。
「Connect with」の蘭をPHP(PDO)にして出てきた文字列をコピーしておきましょう。
後で使います。
こういう情報が出ているはずです。
HOST=
USERNAME=
PASSWORD=
DATABASE=
HOST がホスト名
USERNAME がユーザー名
PASSWORD がパスワード
DATABASE がデータベース名です。
この後のWordPressの wp-config.php の設定で使うのでメモしておいてくださいね。
さくらレンタルサーバーで独自ドメイン等を設定しておく
後々だるいので、
先に独自ドメインを設定しておきましょう。
もちろん、SSL設定まで済ませておきましょう。
この辺りは情報がたくさんあるので、調べながらやったり、さくらレンタルサーバーの公式サポートを受けるなどして進めていきましょう。
さくらのレンタルサーバーにWordPressを入れる
FTPやSFTPを使ってレンタルサーバーにWordPress本体を入れましょう。
WordPress本体は こちらからダウンロード できます。
ダウンロードしたら展開(解凍)しておき、中身だけをレンタルサーバーにアップロードしてください。
wp-config.php の設定を変更する
WordPress本体には wp-config-sample.php
というファイルが格納されているはずです。
このファイルを wp-config.php
に名前を変更してください。
変更をし終えたら、中身を編集します。
define( 'DB_NAME', 'database_name_here' );
/** Database username */
define( 'DB_USER', 'username_here' );
/** Database password */
define( 'DB_PASSWORD', 'password_here' );
/** Database hostname */
define( 'DB_HOST', 'localhost' );
このような記述があるはずです。
これを https://zenn.dev/link/comments/f9f6ccf7909c34 こちらの下段でメモした情報に置き換えます。
database_name_hereとなっている箇所はデータベース名を。
username_hereとなっている部分はユーザー名を。
password_hereとなっている部分はパスワードを。
localhostとなっている部分はホスト名を入れて保存してください。
そして、 wp-config.php のどこでも良いので、
define('MYSQL_CLIENT_FLAGS', MYSQLI_CLIENT_SSL);
を追記して保存しましょう。
あとは絵文字が使えるように
define( 'DB_CHARSET', 'utf8' );
を
define( 'DB_CHARSET', 'utf8mb4' );
に置き換えておきましょう。
保存したものはFTP等でもう一度レンタルサーバーに入れましょう。
これで準備は整いました!
WordPressのインストール画面を開いて設定をして完了!
自分のWordPressサイトのURLをたたいてページを開きましょう。
ページを開くと
このようなインストール画面になっているはずです。
あとは画面の通りに進めていけば完了です!
これで実質月額45円のWordPressサイトの完成です!