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データサイエンティストがAWS Certified Machine Learning - Specialtyの資格を取った話

2024/05/13に公開

はじめに

約6年ほど転職もしながらAIコンサルを経て、2024年5月時点では現在はデータサイエンティストとして働いています。AWSの資格はAWS Ceritifed Solutions Architect - Associateを2019年にとりましたが、しばらく仕事で触らずにAWSに関しては放置していました。しかし、転職を機にAWSを使う機会が増えそうだったので勉強してAWS Certified Machine Learning - Specialtyの資格を取ることにしました。機械学習に関する知識はG検定とE資格も所有しており、仕事でも触っているので程々にあるものの、AWSに関する事前知識としては、AWS Sagemakerが出始めた頃に少し触ったことがある程度でした。

結果

2024年4月末に試験を受け、結論からいうと一発合格できました。
1000点満点の合格ラインは750点で、自分のスコアは849点だったのでめちゃくちゃ高くもなく、ギリギリでもないという感じで、他の方の合格体験記を見る限り800点台が多かったので合格者の平均点くらいかなと思います。

ざっくり学習内容まとめ

詳細は後述しますが、ざっくり勉強方法や使用した教材はこちらにまとめました。

具体的な勉強方法

1週目〜2週目:Udemyの学習コースで基礎を固める

Udemyで人気のコースのAWS Certified Machine Learning Specialty 2024 - Hands On!を一通りすべて動画を観ました。既に知っている部分もありましたが復習も兼ねて一通り見るようにしました。わかっている部分は1.5倍速などして流し見程度に見るようにして効率的に勉強しました。英語ですが日本語の字幕もつけられるので英語が苦手な方でも問題ないです。こちらのコースは全部で12時間以上ありますが、毎日1〜2時間程度みて2週間程度で全部観終わりました。カバー範囲はかなり広いですし、最新の情報までアップデートされているのでかなりおすすめです。章の終わりに演習問題も用意されているので理解の確認やテスト対策にも活用できます。

こちらのコースは¥27,000と結構お高いですが、会社の福利厚生を使える人は使っていただき、そうでない方はUdemyではしょっちゅうセールがやっているのでその期間であれば割引によっては¥1,500で購入できますのでその機会を狙いましょう。

3週目〜4週目

とりあえず試験問題を解きまくりました。

AWSが出している公式例題である、aws training and certification: Machine Learning - Specialty (MLS-C01) 試験問題サンプルを解きました。こちらはUdemyのコースを一通り見たレベルではほとんど解けませんでした。

その後に、Udemyの模擬試験を実施しました。購入したコースはこちらになります:AWS Certified Machine Learning Specialty: 3 PRACTICE EXAMS。こちらは¥6,200しますが、セール時に購入すると割引によっては¥1,800で購入できたりします。一気にやると大変なので夜30分程度やったり、通勤時間を利用して少しずつ解いていきました。正解した問題・間違えた問題かかわらずすべての解説を細かく見て、内容を理解しました。解説で理解できなかった部分は適宜ググったりして知識を深めました。AWS上で実際に触ってみるのも良いと思います。私はAWS費用をかけたくなかったので実際に使っている人の動画や記事を読みました。私が購入した模擬試験は英語ですが英語の問題で解くことをおすすめします。日本語だと不自然な文があったりするので英語の文に慣れておくとよりスムーズに理解できると思います(どうしても英語が苦手な方であれば強制はしませんが)。

5週目〜7週目

とりあえず3週目〜4週目にやった模擬試験とAWS公式例題をすべて再テストしました。その後は間違えた問題を中心に何度も見直しました。

また、同時にAWS Skill Builderで模擬試験 Exam Prep Official Practice Question Set: AWS Certified Machine Learning - Specialty (MLS-C01 - Japanese)の受講ができるのでアカウントを作成して実施しました。Udemyの模擬試験をやっていると7〜9割ぐらい解けるようになっていました。

さらに、このあたりから分からなかった問題については適宜メモ帳に知識ノートみたいな形で残しました。めちゃくちゃ汚いメモ書きみたいな形なので全ては公開したくないですが下記のような感じでまとめていました。メモ帳を使うと外出時にスマホでも入力できて便利でした。

8週目〜試験日まで

ここからは最後の追い込みです。

Udemyのコースの動画をざっと飛ばし飛ばしで見返して、模擬試験に出ていなかった分野についてはメモ帳に追記しました。

模擬試験の間違えた問題を全て見返しました。

有識者がまとめている試験内容を全て目を通しました。参考にしたサイトはAWS認定機械学習 - 専門知識を受験した時の話です。こちらから新しく学んだ内容はメモ帳に追加しました。

試験当日

試験はテストセンターで受験しました。20分前くらいに試験会場に到着しましたが、すぐに受け付けして試験を受けることができました。

試験は190分です。緊張していることもあったかもしれませんが肌感として模擬試験よりも難しかった気がして最初は少し焦りました。模擬試験では大幅に時間あまったので1問1分から多くて2分程度くらいで1時間半くらいで一通り解けるかなと思っていたのですが、難しかったこともあり、本番は1問2〜3分程度かけて実際は一通り解くまでに2時間ちょっとくらいかかりました。これでもかなり丁寧に問題文を読んで解いだのでそれでも時間はあまったので本番は焦らず1問ゆっくり時間をかけて問題ありません。問題文は基本英語で解いて、単語的にあやしいものは日本語の文を読んで確認しました。(ただ、英語で怪しい単語は日本語でも少し変に訳されていることもあったりするのでそこは雰囲気で掴むしかないですね)

残りの1時間で1周目でフラグをつけた怪しい問題を全て見直しました。ここもゆっくり丁寧に見直して、実は改めて考えると選択肢を変えることがちょくちょくあったので見直しもかなり重要です。特に「コスト的に一番安いのは?」であったり、「最低限の運用ですむ構成は?」などの文言には注意して見直しました。どうしてもわからない問題は勘になってしまいますが、そのときは知っている単語よりも知らない単語を選ぶようにしたりしました。ラスト5分くらいで2周目が完了し最後にフラグをつけた問題をざっと見返して、最終的に190分フルに時間を活用しました。トイレは直前に必ず済ませましょう。

終わった後はすぐに結果は来ず、その日の夜くらいに来ました。自信は50:50くらいで2択までに絞れた回答でその2択が外れまくらなければ受かるかなといった感じでした。

最後に

私はすでにG検定やE資格を保有しており、機械学習周りの知識はそこそこありましたが、もしその分野自体に疎い方は今回の学習だけでは足りないかもしれません。その時は機械学習に特化した本であったりUdemyのコースなどを受講することをおすすめします。その他は今回紹介した勉強方法でことは足りると思います。2024年5月時点では生成AIに関する知識やAWSサービスの問題は出ませんでしたが、今後は出てくるかもしれませんね。

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