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育休を取得した際の気づき

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今年の8月に、第1子が誕生したため、育児を取得しました。
約1ヶ月半の育休取得期間のうち、1ヶ月が経過したので、その際の気づきを書いていきます。
今後、エンジニア(フリーランスエンジニア)で育児休業の取得を考えている人の参考になればと思います。

現在の育休取得率など

現在、男性の育休取得率は40.5%、女性は86.6%となっています。
男性は前年の30.1% → 40.5%(+10.4pt)と大きく伸びており、昔より確実に取りやすくなっている一方で、まだ「半数未満」というのが現状のようです。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r06/06.pdf?utm_source=chatgpt.com

育休を取った男性の取得期間の分布は、
5日未満 15.7%、
5日〜2週間未満 22.0%、
2週間〜1か月未満 20.4%
1〜3か月未満 28.0%
それ以上 13.9%

となっているようです。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r05/07.pdf

上記資料を見ると、育休取得率は上がってきていますが、育休取得期間は1カ月未満が依然として多いようです。

前提

  • フリーランスエンジニアとして3期目
  • 常駐先お客様は5年目
  • 常駐先の社員も積極的に育児休業を取得している
  • 妻は会社員で育休を取得している
  • 普段から家事は、妻と分担しており、私自身も家事全般はできている状態だった
  • 育休期間は1.5ヶ月

育休の相談〜決定まで

参画中プロジェクトのリリースが6月、7月から保守フェーズに入るタイミングだったので、4月の段階でお客様に早めに相談しました。育休は1.5か月でお願いし、事情を説明したところ即OKをいただけました。

  • 出産予定が8月中旬 → お盆明けには生まれる想定
  • 出生直後の1か月はしっかりいっしょに子育てしたかった
  • ただし、フリーランスは会社員と違って育児給付金がないため、長期は難しい(本音は2か月取りたかった…)
  • せめて社会保険・年金の負担軽減がもう少しあると助かる、というのが正直なところ

育休中のスケジュール

新生児のうちは、3時間ごとに授乳+ミルクをあげる必要があります。
そのため、一番の問題はお互いの睡眠時間の確保でした。そのため、育児開始前から事前にスケジュールを話し合い、以下のようにシフト制を組むことにした。

とはいえ最初の2週間は赤ちゃんのリズムが定まらず、睡眠不足気味になりました。
3週目以降は比較的夜寝てくれるようになり、シフトに近い形で調整しながら進めることができました。
適宜柔軟な対応は必要ですが、事前にシフトを考えてそれをベースに夫婦で話し合いができたので良かったです。

家事育児分担

授乳は妻が担当する分、おむつ替え/ミルク作りは私が積極的に担当しました。
退院後2週間ほどの沐浴は、産後のダメージを考慮して私が担当しました。
その後、妻の体調が回復してからは金〜月:私、火〜木:妻で分担しました。

食事や洗濯、ゴミ出しなどの家事全般についても、妻の体調を考慮して退院後2~3週間、ほとんど私が実施しました。
体調が戻ってから運動もかねて妻も参加するようにしてもらいました。

育休を取ったメリット

赤ちゃんの成長をまじかで感じられる

育休をとることで、出産立ち合いから育児に参加することができました。
新生児のうちは日ごとに顔が変わり、成長をいとおしく感じることができます!!

育児の大変さを知ることができる

動画や本で予習はしていたものの、やはり実際にやるのは別物でした。
授乳→ミルク作り→ミルクあげ→片付け→寝かしつけ…で1時間くらい普通に取られるので、3時間サイクルでも実睡眠は2時間前後しか取れなかったりしました。
また、赤ちゃんが寝ないときは、交代で抱っこをしたりと思った以上に大変でした。
自分が経験してみて初めてわかることだらけでした。

職場復帰後の育児をシュミレーションできる

1ヶ月育児をすることで、どのようなことをする必要があるかある程度把握できるため、育児と仕事の両立について夫婦で話し合いができるようになりました。
男性側が、育休を所得していないと、育児がどのくらい大変かを理解せず、夫婦喧嘩の元となってしまうケースが多そうなので、この点はよかったと思います。
私が在宅勤務の場合はどうするか、私が出社日はどうするか、休日の日はどうするかなどを事前に妻と会話できたのも育休があったおかげです。
もちろん復帰後、想定シュミレーション通り進むとは限りませんが、ベースを作っておくと、話し合いがしやすいです。

育休中のスキルアップ

育児中すべての時間、赤ちゃんを見ないといけないかというとそんなこともなく、寝てくれる時間もあるため、その時間に以下の作業を終わらせることができました。

  • 育児関連

    • 育児本1歳読む
    • 各種保険の請求(入院関連の保険請求・出産祝い金等)
    • 保育園見学(私が3園見学)
    • 来年の保育園入園に向けての書類準備
  • 仕事関連

    • 8月までの経費精算
    • CludeCodeを用いたバイブコーディングに関しての調査
    • 開発環境IDEで用いるAIエージェント拡張ツールに関する調査
    • Udemy講座(2講座分の学習)

これから育休取得を考えている人へ

事情は色々あると思いますが、育休はとりましょう!!
特に会社員の人は、育児休業給付金拡充等で手当てが拡充してきています。
権利として取らないのは非常にもったいないです。

私は、今回の育休取得で、仕事では味わえない幸せな時間を経験することができました。
赤ちゃんの成長は、本当に早く、毎日何かしらの変化があり、それを近くで感じることができました。
それと同時に、今後職場復帰後も、積極的に育児には参加していきたいと思いました。

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