SRE NEXT2022に脱ヒロイズムをテーマに事例紹介の登壇をしました
2022/05/14,15に開催されたSRE NEXT2022で登壇してきました。この記事はその登壇自体に関する補足記事です。
スライド
動画
SRE NEXTについて
公式サイトから引用すると、
信頼性に関するプラクティスに深い関心を持つエンジニアのためのカンファレンスです。
同じくコミュニティベースのSRE勉強会である「SRE Lounge」のメンバーが中心となり運営・開催されます。 SRE NEXT 2022は「SRE DIVERSITY」をテーマとして掲げ、スタートアップから大企業まで幅広い業種・領域・フェーズでのSRE Practiceの実践を集約し、より多様なSREの実践が普及することを目指します。
登壇の準備編 (音声読み上げの利用)
今回のSRE NEXTは事前に動画を収録したものを約1ヶ月前に提出し、当日はQ&Aセッションのみliveで参加する方式でした。
事前収録ということもあって、当日の反応を見ながらアドリブを追加することも出来ないデメリットはありますが、
逆に事前にクオリティをコントロールできるメリットもあります。
ということで、今回はVOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット)という文章読み上げソフトウェアを購入し、動画を作成しました。
同じように文章読み上げソフトウェアによる登壇が他にも何人かいたようです。
VOICE PEAKを使って登壇動画を作成した感想
初めてのツールということもありますが、費やした時間としては普通に登壇するより2倍ぐらいかかった気がします。
ただ、その理由は不便さというより、リテイクや調整の容易さもあって、声のトーンを調整したり、速度を調整したり、口語表現を変更したり
あとからスライドの順番を変更したり・・・様々な変更を重ねてしまった結果でした。
そのおかげで、妥協した部分は比較的少なく動画化できたと思っています。
また、VOICE PEAKはセリフをtextとしてファイルに保存することもできるので、動画に字幕を挿入するのも比較的に簡単でした。
ちなみに、188文で20分の動画になりました。なかなかの分量になりましたね。
事前収録必須な登壇があれば、またVOICE PEAKを使うかもしれません(他の新しいなにかに挑戦するかも)
登壇内容について
今回の登壇内容は、オンコール担当者へオンボーディングへのトレーニングについての事例紹介を行いました。
具体的には、私自身、今のチームに参加して1年半程度ですので、実際に私が最初の1年で試行錯誤しながらオンボーディングした事例です。
主な内容は下記の3つで、それぞれ導入にあたって、どのようにハードルを下げたか?も含めて紹介しました。
- ポストモーテム会議前のpreポストモーテムによるチームライティング
- 週次のメトリクス確認と変化の原因を探るリバースエンジニアリング
- 障害訓練によるダッシュボードの使い方や原因切り分け方法の共有
最初の一人目のEmbedded SREの方やこれからSREを組織する方にとって、少しでも参考になればと思っています。
さいごに
SRE NEXTを運営してくださったスタッフのみなさま、運営ありがとうございました。また視聴していただいたみなさまもありがとうございます。
いただいたコメントやフィードバックなども参考に、今後も改善していこうと思います。
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