最新の技術書に出会えるサイトを自己最速でリリースした
自己最速が遅すぎる
つい先日リリースしたBranew という最新の技術書に出会えるサイト。
こんなもの作ろうかな、と思ってから2週間でリリースしました。
2週間でオンライン会議ツールのようなもの* をつくってしまう方がいるくらいなので
ぶっちゃけこんなただの1枚もののサイトを2週間なんて遅すぎるわけですが、
がっつりフルタイムで働きつつ、土日も全部は突っ込めない状況で
我ながらよくやったなと思ったので、どう 頑張ったか 実現したかをまとめたいと思います。
以下、僕が密かに憧れている freeriderこと山田俊輔さんの note より。
そして、最初の一行を書き始めたのが、今年の1月12日です。約2週間後に、LAで開催されるProduct Huntの5周年パーティーに参加する予定があったので、どうせならそれまでに完成させよう、Rayan Hooverにピッチしよう、と寝る間も惜しまず書き続きました。
元無職がシリコンバレーで起業する
*記事内の、Remotehourのことです。
自己最速(?)の意図せぬはじまり
2023年12月12日
前日に意気揚々と決めた最重要タスクが、いとも簡単にぶち壊されました。
なぜこんなことが起きたのでしょうか?
Amazonアソシエイトに登録した
Branew を訪れていただいた方はお分かりかと思いますが、記事カードは全てAmazonにリンクしています。
はい、そうです。アソシエイトリンクです。
審査が厳しいらしいな〜ということくらいしか知らず、まあ申し込んでみるかと思って
ポチポチ進んでいくと、アソシエイトリンクを作成できるようになりました。
そしてようやく審査の内容を知るのです。
サインアップ後、一定の適格販売が発生すると、アソシエイト・チームがあなたの申請を確認します (サインアップから 180 日以内に 3 回以上の適格販売の発生が必要です)。
もちろん、審査に通るような媒体を持ち合わせていなかったので、
最初はXに商品紹介をポストするという悪あがきをしていました。
誰でも思いつく案、爆誕
そんな期待値 0 の悪あがきをしていく中で、ふと誰でも思いつくであろう「最新技術書のキュレーション」という案が浮かびました。
さっと調べた限りでは
技術書に特化しているものはなさそうだと判断して
何となくどう作るかを考えました。
後述する方法なら爆速でリリースできそう、と思い 2023年12月12日のポストに至ります。
自己最速(?)をどう実現したのか
やったことは7つあります。
- 知っている技術を使う
- Generative AI を使う
- 機能を削る
- 機能を削る
- 極限まで機能を削る
- 極限まで機能を削る
- 極限まで(略)
知っている技術を使う
フロントエンドは Next.js、バックエンドは Django を使っています。
いつも使っているDocker Composeがあり、コマンドをいくつか打てばすぐに開発をスタートできます。
Django は大規模はアプリケーションも開発できる
Pythonのオールインワンフレームワークですが
実は今回、コマンドとテストしか作成していません。(爆笑)
それほどまでに 面倒だった 時間が惜しかったのです。
Generative AI を使う
2年ほど前は、ばりばりフロントエンドも書いていたのですが
現職ではほとんど書いておらず、とてつもなく忘れてしまったのと
Next.jsが進化しまくっていたので、いろいろ手伝ってもらいました。
特に、本の一覧を表示するコンポーネントを、スタイルの指示だけ出しつつ
ほぼコード書かずに作ってもらって、AI使いこなしてる気分になりました。
機能を削る * 5
Branew に訪れていただいた方はわかるかもしれませんが
最初に表示されるページが、このサイトの唯一のページです。
そのため
- 出版社別に閲覧する
- 技術別に閲覧する
- 検索する
- 本の詳細を表示する
- レビューを表示する
といった、キュレーションサイトならできそうな、あらゆることができません。
必要最小限の商品とはよく言われることですが、
つくるの面倒だったので 今回はそれをとても意識しました。
自己最速(?)の裏話
少々自虐的に書きましたが、いろいろ考えていることもあったりします。
Django を採用した裏の理由
もちろん自分が使いやすいだったり、環境構築が秒、というのはその通りです。
もう1つの理由として、将来的にはどこかにデプロイして
Product Advertising API を使って手作業をゼロにしたい、というのがあります。
使えないのですよ、審査通ってないと…
アソシエイト・プログラムの審査に合格した後に、Product Advertising APIのページにてアクセスキーを取得してPA-APIの利用を開始してください。
Product Advertising API(以下PA-API)を利用するための要件はありますか?
だから今は全部手作業でリンク取得したりしてるんですよ…。
洒落にならんですよ、まじで…。
爆速表示の実現
バックエンドをどこにもデプロイしていないので、データストアも存在しなければAPIもありません。
今は、フロントエンド側でJSONファイルを持っていて、そこからデータを呼び出しています。
更にフロントエンドはサーバーサイドレンダリングなので、爆速表示を実現しています。
(前はパフォーマンスも90超えてたんです、本当です。信じてください。)
機能を削りに削ってRSSフィードは削らなかった理由
もうここまで読んでいただいた方はご認識の通り
Branewにはサイトなのに SEO という概念が皆無な状態でリリースされています。
こんなサイトは、リリースしたときがピーク。
その後は誰にも見つけられず、常時アクセス 0 の植物状態。
そんな未来が
鮮明に見えています。
そこで、RSSフィードを用意しました。
https://branew.dev/feed
直接サイトを訪れなくても、お好みのRSSリーダーやSlackなどに
酔っぱらってでも登録してもらえたら
その後はほぼ毎日、そのユーザーとは接点を持つことができます。
今後のアップデート
- 出版社別に閲覧する
- 技術別に閲覧する
- 検索する
- 本の詳細を表示する
- レビューを表示する
こんなのはやっていきたいなあと思っています。
そしてゆくゆくは、ガジェットとか、本以外のものも取り扱えたらななんて。
しかし、そんな話は全てアソシエイトの審査通ってから!!!
審査通らなきゃお話になりません。
ここまで記事を読んでくださってありがとうございます!
その勢いで、サイト訪れて、ポチポチっと何冊かお願いします!
・・・。
そんな冗談はさておき、
サイトをつくりながら「こんな本あるんだ〜」となったのは本当です。
きっと好奇心をくすぐられる、新しい本に出会えると思うので、ぜひ覗いてみてください。
アソシエイトの審査通りました! 2023/12/29 更新
おかげさまで、リリース2日目でAmazonアソシエイトの審査通りました。
素晴らしい書籍と出版社とAmazonに敬意を持ってアップデートしていきます。
今後ともよろしくお願いします。
リリース時の反省 2023/12/29 更新
何かしらサイトやサービスを開発される方は、
GA4やGoogle Tag Managerの設定をされていると思います。
僕も漏れなくそうしており、
以下は今後の改善に活かせるため
クリックイベントを取得する設定をし
プレビューでしっかり確認までしていました。
- 特にどの商品がクリックされたか
- RSS feedリンクコピーはされているか
しかしその設定を「公開」しそびれていて
リリースから4日ほどずっとイベントを取得できていませんでした(泣)
みなさまも何かリリースされる際はGTMをしっかり公開してあげてください…
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