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RHEL9.5をWindows10で構築する手順(VirtualBox)

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はじめに

本記事では、VirtualBoxで、Windows10上にRHEL9.5を構築する手順を記載しています。
私自身、実際にSEの現場で自由に使えるLINUX環境は重宝しました。
具体的には、
・CI/CDの構築でいろいろ試す際の土台環境として使う。
・Linuxコマンドをいろいろ確かめるために使う。
・Shellを動かしたいときに使う。
etc...
他の現場ではどのようなお試し環境を用意しているのかわかりませんが、少なくとも私の経験からすると、この環境を手に入れるととても仕事が進めやすいです!!
ぜひこの機会に自分のPC環境に構築してみてください。

前提

・作業PCのOSはWindows10 home メモリ8G ストレージ256G
・VirtualBoxがインストールされていて、ある程度操作できること。
※インストールされていない場合は、「WindowsでVirtualBoxをインストールする方法」などと調べてみると簡単にできると思います。

目次

  • 1.RHEL9.5 isoイメージのダウンロード
  • 2.VirtualBox設定
  • 3.RHEL9.5インストール
  • 4.ネットワーク設定

1.RHEL9.5 isoイメージのダウンロード

以下のRHEL公式ホームページにアクセスする。(※会員登録していない場合は会員登録する。)
https://access.redhat.com/downloads/content/479/ver=/rhel---9/9.5/x86_64/product-software

Download Nowをクリックしてダウンロードする。

ダウンロード完了

2.VirtualBox設定

・ストレージ:30G(今回は手順の作成がメインなので、少な目に設定)
・コントローラIDE:isoイメージファイルを指定
・ネットワーク:アダプター2にホストオンリーアダプターを追加。これにより、ゲストOSとホストOSとの通信ができる。
※RHELインストール前に設定しておく必要がある。アダプター1はデフォルトでNATが設定されていて、インターネットに接続できるようになっている。

3.RHEL9.5インストール

VirtualBoxを起動すると、RHELのインストール設定が表示される。
日本語を選択して続行

インストール先を選択

自動構成になっているので、そのまま完了を選択

rootパスワードを選択

自分の好きなパスワードを入力して完了を選択

インストール開始

インストールが完了したら、「インストール完了」をクリックする。その後、勝手に再起動されて以下のような画面が立ち上がるので、インストール完了。

4.ネットワーク設定

GUIから「端末」を立ち上げてコンソール表示し、以下のコマンドを実行

nmtui

以下の画面が立ち上がるので、「接続の編集」でEnter

「enp0s8」でEnter

IPv4設定を手作業で以下のように設定(自分のホストオンリーアダプターのIPアドレスの体系と合わせる。本手順でのホストオンリーアダプターのIPアドレスは、192.168.56.1に設定されている。)

スクロールして、”自動的に接続する”と”全ユーザに使用可能”をチェックして、OK

systemctl restart NetworkManagerコマンドを実施する。

PINGが通るようになる。※通らない場合は、ホストOS側のファイアウォールなどを確認。

以上。

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