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【3分間DNS基礎講座】第14、15、16回 ネームサーバー、ゾーン、リソースレコード、Aレコード
ネームサーバとゾーン
ドメイン名の管理
ネームサーバー
- ドメイン名とIPアドレスの対応データベースをもつサーバー
- 世界中に一つだけあるわけではない(=複数のネームサーバでドメイン名前空間を管理する)(=分散型データベース)
- ネームサーバはドメインごとに存在する
- ネームサーバは自分の直下の名前を管理する
ゾーンとオーソリティ
ゾーン情報
- データベースに登録しておくドメイン直下の「ホスト」と「サブドメイン」の名前
- ネームサーバが管理する範囲
ゾーンオーソリティ - ゾーン情報によりドメイン名前空間の一部を管理している
- ネームサーバはゾーンに対しオーソリティを持つ
- FQDNの後ろから順番に、ドメイン名前空間を検索する
リソースレコード
ゾーン情報の中身
リソースレコード
- ゾーン情報の中身
- ゾーン情報は、ネームサーバーが持つ、ゾーンの情報
- ドメイン名という「名前」と「IPアドレス」の対応を記述してある(=リソースレコードの集合体)
- 6つの値からなる
タイプ - リソースレコードには複数種類がある(=タイプ)
リソースレコードの中身
名前
- リソースレコードの名前
タイプ - データタイプ・・・リソースレコードの形を決める
- メタタイプ
- 質問タイプ
クラス - 使用するプロトコルを選ぶもの
- 基本的にはIN(=インターネット)以外は使われない
TTL - キャッシュされる時間を決める
- DNSではクライアントやサーバが一度入手したDNSの情報=リソースレコードを一時的に保存する
- キャッシュされたリソースレコードはTTLの時間がすぎると消去される
RDLength - RDATAの長さ。単位はオクテット
RDATA - リソースレコードの値
- RDATAの値はタイプによって異なる
AレコードとCNAMEレコード
問い合わせとAレコード
- リソースレコードの情報の一つのタイプ
- 名前とIPアドレスの対応を知りたいという希望を持つDNSクライアントがネームサーバーに問い合わせを行う
- 応答としてリソースレコードを通知する
Aレコード - 名前とIPアドレスの対応を通知するためのレコード
- RDATAにはそのドメインに対応したIPアドレスが入る
- 同じ名前の別々の機器がある場合Aレコードは複数存在する
- netという名前をもつ192.168.0.1と192.168.0.2という2つの機器がある
- 負荷分散などで使用されるDNSラウンドロビンと呼ばれる方式
CNAMEレコード
- 同じ機器に対して別の名前を付けると時に使う
- 他のレコードにCNAMEで指定したなめが入ってはいけない
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