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【3分間DNS基礎講座】第14、15、16回 ネームサーバー、ゾーン、リソースレコード、Aレコード

2023/02/04に公開

ネームサーバとゾーン

ドメイン名の管理

ネームサーバー

  • ドメイン名とIPアドレスの対応データベースをもつサーバー
  • 世界中に一つだけあるわけではない(=複数のネームサーバでドメイン名前空間を管理する)(=分散型データベース)
  • ネームサーバはドメインごとに存在する
  • ネームサーバは自分の直下の名前を管理する

ゾーンとオーソリティ

ゾーン情報

  • データベースに登録しておくドメイン直下の「ホスト」と「サブドメイン」の名前
  • ネームサーバが管理する範囲
    ゾーンオーソリティ
  • ゾーン情報によりドメイン名前空間の一部を管理している
  • ネームサーバはゾーンに対しオーソリティを持つ
  • FQDNの後ろから順番に、ドメイン名前空間を検索する

リソースレコード

ゾーン情報の中身

リソースレコード

  • ゾーン情報の中身
    • ゾーン情報は、ネームサーバーが持つ、ゾーンの情報
  • ドメイン名という「名前」と「IPアドレス」の対応を記述してある(=リソースレコードの集合体)
  • 6つの値からなる
    タイプ
  • リソースレコードには複数種類がある(=タイプ)

リソースレコードの中身

名前

  • リソースレコードの名前
    タイプ
  • データタイプ・・・リソースレコードの形を決める
  • メタタイプ
  • 質問タイプ
    クラス
  • 使用するプロトコルを選ぶもの
  • 基本的にはIN(=インターネット)以外は使われない
    TTL
  • キャッシュされる時間を決める
  • DNSではクライアントやサーバが一度入手したDNSの情報=リソースレコードを一時的に保存する
  • キャッシュされたリソースレコードはTTLの時間がすぎると消去される
    RDLength
  • RDATAの長さ。単位はオクテット
    RDATA
  • リソースレコードの値
  • RDATAの値はタイプによって異なる

AレコードとCNAMEレコード

問い合わせとAレコード

  • リソースレコードの情報の一つのタイプ
  • 名前とIPアドレスの対応を知りたいという希望を持つDNSクライアントがネームサーバーに問い合わせを行う
  • 応答としてリソースレコードを通知する
    Aレコード
  • 名前とIPアドレスの対応を通知するためのレコード
  • RDATAにはそのドメインに対応したIPアドレスが入る
  • 同じ名前の別々の機器がある場合Aレコードは複数存在する
    • netという名前をもつ192.168.0.1と192.168.0.2という2つの機器がある
    • 負荷分散などで使用されるDNSラウンドロビンと呼ばれる方式

CNAMEレコード

  • 同じ機器に対して別の名前を付けると時に使う
  • 他のレコードにCNAMEで指定したなめが入ってはいけない

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