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【QuickSight】散布図のグルーピングによる色付け

2023/09/07に公開

アップデート以前は、色分けをしたかった場合、集計されて一つのプロットになってしまう。
という仕様になっていました。その時の、足掻きの記事は下記になります。
https://zenn.dev/marche/articles/e844e10c1f22a0

非集計のオプションのアップデートは先日行われていましたが、
さらに最近アップデートされ、「ラベル」と「色」別々のディメンションを持つことが可能になりました。

テストデータ

今回のテストデータはこちらです。

ID impression like caption
1 36 44 もちもちの大福餅が食べたい。
2 77 58 チョコレートクッキーが好きだ。
200 47 52 アーモンドチョコが香ばしい。

captionの文章はchatGPTに出力してもらいました。

やってみる

1. 検索用のパラメータを必要数作成する

今回は下のようなパラメータを2つ作成してやってみます。

2. 散布図のビジュアライズを作成する

今回はX軸にimpression(平均) Y軸にlike(平均)でやってみます。

3. 検索用の計算フィールドを作成します。

含む
ifelse(
    contains({caption},${captionSearch001}),concat(${captionSearch001},"を含む"),
    contains({caption},${captionSearch002}),concat(${captionSearch002},"を含む"),
    "その他"
)
contains({caption},${captionSearch001})

containscaptionの中にcaptionSearch001のパラメータで入力したものが含まれれば、Trueを返すものになります。

4. 作成した計算フィールドとcaptionをそれぞれディメンションに追加する

5. 作成したパラメータをコントロールに表示する。

6. 検索してみる


こんな感じで色分けしつつ集計を行わない。という事が一つのビジュアライズで可能になりました。
試してみて下さい。

ただし

とサブタイトルで表示されている通り、QuickSightの表示上限数に引っかかった場合は、
「その他」として集計されて表示されてしまいます。

表示上限数については、下記を参照してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/quicksight/latest/user/scatter-plot.html

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