【QuickSight】散布図で指定したものだけ色を変えるTips
ユーザーが選択したデータに対して、散布図上で目立つ形で色を変えて、
選んだのはこれですよー的な感じで見せていくためのTips
最終的なイメージ
やり方の順番
- 散布図のビジュアライズを作成
- データを指定するための、パラメータを用意しシートに追加する
- パラメータで指定したものに対して、特別な値を設定する計算フィールドを作る
- 色のフィールドウェルに3の計算フィールドをディメンションに追加
- 全体の色と選択した色を設定する
散布図作成
テストデータとして、
id | impression | like |
---|---|---|
1 | 67 | 98 |
2 | 21 | 11 |
3 | 31 | 45 |
... | ... | ... |
200 | 12 | 54 |
といったように、idがユニークな200までの数字になっており、impressionとlikeに関しては1~100までのランダムな数値を持つデータセットがあるときに、散布図として、X軸に「impression」、Y軸に「like」をディメンションに追加したときに散布図はこうなります。
今回は「id」を指定して、指定したidがどこにプロットしているのか、色で判別するものを作成します。
パラメータ作成
idをユーザー指定するためのパラメータを作成します。今回テキストフィールドでidを指定したいので文字列でパラメータを作成します。
作成されたら、コントロールかシートに追加してidを入力指定できるようにします。
パラメータで指定した値に対して、特定な値を設定する
作成したパラメータを元に、特定の値を指定する計算フィールドを作成します。
ifelse(
${idSelect}=toString(id),'999999',
toString(id)
)
この時、idの最大値は200のテストデータなので、絶対にデータに入っている値とかぶらないかつ、この200よりも文字列の順番的に後に来る値を設定します。(今回は'999999'にしましたが、文字列なので例えば「'選択'」といったような日本語でも問題ないです。)
作成した計算フィールドを「色」のフィールドウェルに追加します。
それぞれの色を選択
指定したidの色と、チャート全体の色を選択します。まず最初にチャート全体の色を選択します。
その後、計算フィールドで設定した値に対して、色の選択をします。今回の場合は、「999999」に対して色を指定します。
これでシートに追加したパラメーターに対して値を変更した時に色の変更が可能になります。
おまけ
今回はidをテキストで入力して指定しましたが、impressionの大きい順で並んでいる表から指定する場合は、ナビゲーションアクションを追加して指定します。
こうすることで、左の表から大きいimpressionのデータをクリックすると、その値がどこにプロットされているかわかりやすくなります。
「id」の181を選択した場合
こういう使い方が多いかなと思います。
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