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条件付き属性格差(CDD:Conditional Demographic Disparity)
条件付き属性格差(CDD:Conditional Demographic Disparity)
概要
- 意味:AIモデルの公平性(フェアネス)を評価するための指標
- 英語名:Conditional Demographic Disparity(略称:CDD)
- 目的:性別・年齢・人種などの「属性」による不公平がないかを確認する
基本の考え方
- モデルの出力結果(例:合格・不合格、採用・不採用)が、
属性ごとに偏っていないかを条件付きで測定する - ただ単に全体比を比べるのではなく、他の要因を固定した上で公平性を評価する
具体例
- 例:同じスコアの応募者であっても、性別によって採用率が異なっていないかを確認
- 条件付き=「能力(スコア)」が同じ人の中で属性差があるかを見る
応用・背景
- 公平なAIを作るための「責任あるAI(Responsible AI)」の重要な評価指標
- 機械学習の倫理・ガバナンス分野でも注目されている
AWS MLS・G検定でのポイント
- G検定:AI倫理・公平性の分野で出題される
- MLS試験:SageMaker Clarifyなどの「バイアス検出機能」で関連
- 覚え方:「CDD=条件をそろえて属性間の差を見る」