💡
mmdebstrapを使ってJetson NanoへUbuntu 21.10環境を最小クリーンインストールする
概要
Linuxカーネルver.4.9.253のままでユーザランドだけubuntu 21.10のものを入れる、という制約がありますが、先日ポストしたubuntu 20.04インストールの記事の手順そのままでJetson Nanoへubuntu 21.10環境のインストールが可能でした。
手順の差異
mmdebstrapで指定するubuntuのバージョン
ubuntuのバージョンとしてimpish
を指定します。
mmdebstrap --components="main restricted universe multiverse" impish /mnt http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports```
sources.list
ファイル
リポジトリもimpish
を指定します。
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-updates main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-security main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-backports main restricted universe multiverse
ギャラリー
ubuntu 21.10環境へCUDAをインストールした後、個人的な用途と好みに基づき、デスクトップ環境としてKDEとcinnamonの動作検証をしました。
KDE
だいぶ動作に「重さ」を感じますが、検証した範囲では一通り正常動作しています。新しいKDEは主観的に使いやすくて好ましいと感じています。
cinnamon
ubuntu 20.04のcinammonパッケージで見かけたスッキリしたデザインの独自の壁紙ではなくdebian風味の壁紙になっていました。
まとめ
Jetson Nanoへ、Linux-4.9.253カーネルとubuntu 21.10環境をインストールする検証を行い、ubuntu 20.04環境をインストールしたときと同様に使用できることが分かりました。
Discussion