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mmdebstrapを使ってJetson NanoへUbuntu 21.10環境を最小クリーンインストールする

2021/12/23に公開

概要

Linuxカーネルver.4.9.253のままでユーザランドだけubuntu 21.10のものを入れる、という制約がありますが、先日ポストしたubuntu 20.04インストールの記事の手順そのままでJetson Nanoへubuntu 21.10環境のインストールが可能でした。
https://zenn.dev/marbocub/articles/2fa02378030759

手順の差異

mmdebstrapで指定するubuntuのバージョン

ubuntuのバージョンとしてimpishを指定します。

mmdebstrap --components="main restricted universe multiverse" impish /mnt http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports```

sources.listファイル

リポジトリもimpishを指定します。

deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-updates main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-security main restricted universe multiverse
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports impish-backports main restricted universe multiverse

ギャラリー

ubuntu 21.10環境へCUDAをインストールした後、個人的な用途と好みに基づき、デスクトップ環境としてKDEとcinnamonの動作検証をしました。

KDE

だいぶ動作に「重さ」を感じますが、検証した範囲では一通り正常動作しています。新しいKDEは主観的に使いやすくて好ましいと感じています。

cinnamon

ubuntu 20.04のcinammonパッケージで見かけたスッキリしたデザインの独自の壁紙ではなくdebian風味の壁紙になっていました。

まとめ

Jetson Nanoへ、Linux-4.9.253カーネルとubuntu 21.10環境をインストールする検証を行い、ubuntu 20.04環境をインストールしたときと同様に使用できることが分かりました。

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