スタイルで比較する地図サービス

はじめに

Google Mapsを筆頭に、世の中には様々な地図サービス・ライブラリが存在します。地図を使ったアプリケーションを開発する際、一体どれを使えばいいのか判断にこまることも多々あるかと思います。そこで、この記事ではMapbox, Google Maps, HERE, TomTom, ArcGISについて「スタイル」という観点で比較してみようと思います。

筆者について

筆者はMapboxに勤務する従業員であり、Mapboxのスタイルを基準として他社のスタイルを調査しています。そのため、Mapbox中心の表現や他社の機能において不正確な記述が存在する可能性があります。間違い等発見された場合は是非ご指摘いただけますと幸いです。

スタイルとは？

各サービス・ライブラリにおいて微妙に定義は異なりますが、「地図表現のための記法」をスタイルだと捉えれば大きく外れることはないと思います。たとえば、道路の色を変えるためにスタイルを変更する、といった使い方になります。スタイルの表現力は地図の見た目を左右するため、地図アプリケーションからは最も重要な機能の一つであると考えられます。何がどこまでどのようにスタイルで変更できるのか、を把握することでどのサービス・ライブラリがベストなのかを決めることができるのではないでしょうか。

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スピンオフ企画

スタイルと関連性の深いレイヤーコントロールについて各サービスの比較を行いました。