ドコモ光10ギガが使えるようになるまで
要約
プロバイダ (GMOとくとくBB) から10Gbps対応無線LANルーターをレンタルしなくても接続可能。開通後2~3日はIPv4通信ができないかもしれない。外部に公開できるポート番号は制限されている。現在以下のようなネットワーク構成で利用できている。
プロバイダ (ISP) の選定
ドコモ光10ギガ対応プロバイダとして以下のリストがある。
ここでは新規申込みキャンペーンでキャッシュバックの額が最も大きいであろうGMOとくとくBBを選定し、GMOとくとくBBの特設ウェブサイトから申込みを行った。申込み方法やキャッシュバックの詳細についてはここでは触れない。
またインターネットへの接続方式は IPv4 over IPv6 (IPoE方式によるIPv4接続) となるが、ISPによりv6プラス
の IPv4 over IPv6 かOCNバーチャルコネクト
の IPv4 over IPv6 に分かれる。後者の場合は外部にサーバー公開を行う際に支障が出る可能性があるようだ。なお、GMOとくとくBBはv6プラス
である。
どの方式で接続しているかを確認するサイトとして以下がある。
開通時の注意
申込みを行った際に、10Gbps対応無線LANルーターが別途必要になるかのように書かれているため、よく分からないままISP (GMOとくとくBB) からルーターをレンタルした。ただ開通工事後の状態を確認すると、ONU (光回線終端装置) のほかに、HGW (ホームゲートウェイ) としてXG-100NE
が設置されていた。
「XG-100NEがルーターそのものではないのか?」と思い、XG-100NEのLANポートにPCを有線接続し、インターネットに接続できるか試したができなかった。仕方なく、ISPからレンタルしたルーター (WXR-5700AX7S) を途中にはさんで接続してみるとつながった。
ただ、無線LANアクセスポイントは既存のものがあるし、ダブルルーターにわざわざする必要性を感じなかったため、ISPのサポートに問い合わせたところ、XG-100NEを直接利用することも可能である、との回答。ただし、IPoE (IPv4 over IPv6) の設定情報をISPからルーターに直接流し込む必要があるため、切り替えに数時間かかると言われた。レンタルルーターを使わないとインターネットにつながらなかったのは、IPoEの設定情報がレンタルルーター側に流し込まれる設定になっているからだと思われた。切り替えに時間がかかるが、仕方ないのでお願いした。
約半日後、切り替え完了 (開通完了) のメールが届き開通したと思いきや、XG-100NE再起動直後の1~2分はウェブサイト閲覧などできるがその後つながらなくなってしまう症状に遭遇。どうもIPv4で名前解決ができていないようだった。そこで、ネットワークアダプタ (NIC) の設定でDNSサーバーに Google Public DNS のアドレス (8.8.8.8
) を設定したところウェブサイトの閲覧ができるようになった。
DNSの件について、ISPの技術サポートへ電話してみたが、あまり良く理解されず、結局「インターネットにつながらない」という症状について対応してもらった。ただ、ISP側の確認では問題ないようだった、次にドコモ側のサポートに連絡してチェックしてもらったが、こちらも特に原因が分からず、念のため、XG-100NEの訪問点検ということで日程を調整した。点検して問題なかった場合、訪問費用が発生する、と言われたことには今でも納得いっていないが。
ルーターをXG-100NEに切り替えてもらって、2日後くらいに接続が安定してきた気がしたので、Google Public DNS の設定を削除したところ、問題なく接続でき、安定的に通信ができるようだった。情報が浸透するまで2~3日かかるのかもしれない。
XG-100NEでIPv4に関する設定を行う
XG-100NEを初期化するとIPアドレスは192.168.1.1
となります。http://192.168.1.1
にアクセスすれば管理画面に入れますが、ルータ設定にはNAT設定やポートフォワーディングの設定がありません。おそらくIPv4に関する設定項目がないです。これらの設定はhttp://192.168.1.1:8888/t
から入れる「配信済事業者ソフトウェア一覧」から行えるようです。
「配信済事業者ソフトウェア一覧」のIPv4設定に入ると、Topページに利用可能ポートの一覧があります。外部に開けるのはこのリストのポートのみのようです。「静的NAPT設定」があり、ここでNAT設定とポートフォワーディングの設定ができるようだ。
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