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AWS Route53 で取得したドメインで Google Workspace のメールが使えなかった話
何があったの?
AWS Route53で取得したドメインを使い、友人用のGoogle Workspaceをセットアップした際に発生した問題について共有します。
ドメイン取得直後に Google Workspace の所有権を証明し、MXレコードの設定も正しく行ったにもかかわらず、後日メールが受信できないトラブルに見舞われました。最終的に原因を特定し、解決するまでの流れを紹介します。
発生した問題
- AWS Route53で取得したドメインをGoogle Workspaceで使用するため、まずTXTレコードを登録し、所有権を証明しました。
- 所有権の証明が完了し、Google Workspaceの利用を開始。
- その日のうちにMXレコードの設定を行い、メールの受信準備を完了。
- 後日、Google WorkspaceのGmail宛にメールを送信しようとしたところ、
「ドメインが見つからない」
という旨のメール返信が返される。 - Route53のホストゾーンでMXレコードを何度確認しても、設定は正しく登録されている。
原因
調査の結果、以下の原因が判明しました。
- ドメイン登録時の連絡先メールアドレスにスペルミスがあった。
- これにより、ドメインの所有者確認メールが届かず、認証が完了しなかった。
- AWS Route53では、所有者確認のメールが15日間未対応の場合、ドメインの利用が一時的に停止される。(直接的な原因はコレ)
- 正しいメールアドレスを設定し、認証メールを再送しても受信できなかった。
- 認証メールがすべて迷惑メールフォルダに振り分けられていた。
- 迷惑メールフォルダから認証メールを発見し、認証を完了すると、無事にメールの送受信が可能となった。
原因が分かった理由
-
nslookup -type=ns xxxxxx.com
でNSレコードの確認をしてみたら何も返ってこなかった - MXレコードの設定ミスかと思っていたが、実はそもそもドメインが停止されていた事が上記確認で判明した。
小話
所有者メールアドレスには、xxxxxxx@manntera.com
と入力する所が、よりによってxxxxxxx@mantera.com
と入力していた。まんてらはnを二回入力するのが正式名称なのだが、n一回とよく間違われる。まさか私がミスするとは…
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