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SQLのALTER 文でテーブルの定義を後から変更する方法について
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ALTER 文の文法・書き方について
-- テーブル名の変更
ALTER TABLE テーブル名 RENAME TO 新テーブル名;
-- インデックス名の変更
ALTER TABLE テーブル名 RENAME INDEX インデックス名 TO 新インデックス名;
-- カラム名の変更
ALTER TABLE テーブル名 RENAME COLUMN カラム名 TO 新カラム名;
-- カラムの追加
ALTER TABLE テーブル名 ADD COLUMN カラム名 データ型;
-- インデックスの追加
ALTER TABLE テーブル名 ADD INDEX テーブル名 (カラム名);
-- カラム名&カラム定義の変更
ALTER TABLE テーブル名 CHANGE COLUMN カラム名 新カラム名 データ型 制約;
-- カラム定義の変更
ALTER TABLE テーブル名 MODIFY COLUMN カラム名 データ型 制約;
-- カラムの削除
ALTER TABLE テーブル名 DROP COLUMN カラム名;
-- インデックスの削除
ALTER TABLE テーブル名 DROP INDEX インデックス名;
SQLのALTER 文とは?
SQL(Structured Query Language)のALTER文(ALTER statement)は、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語の構文の一つで、表などの既存のオブジェクトの構造や定義を変更するものです。
ALTER文は、CREATE文で作成された各種のオブジェクトの定義情報を変更します。
たとえば、テーブルのカラム追加、各種制約の追加などが可能です。
ALTER TABLE文を使用すると、データベーステーブルの構造を更新することができます。
このコマンドには、いくつか従属的な形式(サブフォーム)があり、この形式を使用すると、CREATE TABLEと同じ構文を使って新しい列をテーブルに追加したり、テーブルから列を削除したりすることができます。
既存のカラムを削除したい場合は、DROP文を使用します。
カラムの追加時の並び順を調整する・配置場所を指定する
AFTER [カラム名] で配置場所を指定できる🌟
ALTER TABLE `users` ADD `description` varchar(255) NOT NULL AFTER `name`
制約の追加:ADD CONSTRAINTとは?
SQLのADD CONSTRAINT
とは、既存のテーブルに新しい制約(Constraints)を追加するためのALTER TABLE
文の一部です。制約は、データベース内のデータの整合性と一貫性を維持するために使用されます。
主な制約の種類:
- PRIMARY KEY:テーブル内の各レコードを一意に識別します。
- FOREIGN KEY:他のテーブルの主キーを参照し、テーブル間のリレーションシップを維持します。
- UNIQUE:列のすべての値が一意であることを保証します。
- CHECK:列の値が特定の条件を満たすことを確認します。
- DEFAULT:列にデフォルト値を設定します。
使用方法の例:
ALTER TABLE テーブル名
ADD CONSTRAINT 制約名 制約の種類 (列名);
具体的な例:
- PRIMARY KEYの追加:
ALTER TABLE Employees
ADD CONSTRAINT PK_Employees PRIMARY KEY (EmployeeID);
- FOREIGN KEYの追加:
ALTER TABLE Orders
ADD CONSTRAINT FK_CustomerID
FOREIGN KEY (CustomerID) REFERENCES Customers(CustomerID);
- UNIQUE制約の追加:
ALTER TABLE Users
ADD CONSTRAINT UQ_Email UNIQUE (Email);
- CHECK制約の追加:
ALTER TABLE Products
ADD CONSTRAINT CHK_Price CHECK (Price > 0);
ポイント:
-
ADD CONSTRAINT
は、テーブルを再作成することなく制約を追加できるため、既存のデータベースを柔軟に管理できます。 - 制約には名前を付けることが推奨されます。これにより、後で制約を変更または削除する際に容易になります。
以上が、SQLにおけるADD CONSTRAINT
の概要と使用方法です。