一度、git管理対象としたファイルを後から gitignoreで管理対象から外す方法について
git管理対象としたファイルを後から gitignoreで管理対象から外す方法について
一度Git管理対象としたファイルを後から.gitignore
で管理対象から外す場合、いくつかの手順を踏む必要があります。以下にそのプロセスを詳しく説明します。
手順
-
.gitignoreファイルの作成または編集
まず、管理対象から外したいファイルやディレクトリを.gitignore
ファイルに追加します。このファイルは、Gitが無視すべきファイルやディレクトリを指定するためのものです。 -
ファイルのインデックスからの削除
.gitignore
に追加しただけでは、既にGitに追跡されているファイルは無視されません。これらのファイルをGitのインデックスから削除する必要があります。以下のコマンドを使用します:git rm --cached <file>
ディレクトリの場合は、次のようにします:
git rm --cached -r <directory>
--cached
オプションを使用することで、ファイルはローカルの作業ディレクトリからは削除されず、Gitのインデックスからのみ削除されます[2][10][28]。 -
変更のコミット
インデックスからファイルを削除した後、.gitignore
の変更をコミットします。これにより、Gitは今後そのファイルを無視するようになります。git add .gitignore git commit -m "Update .gitignore to exclude files"
結果
-
今後のコミットに影響
.gitignore
に追加したファイルは、今後のコミットに含まれなくなります。これにより、他の開発者がリポジトリをクローンした際にも、そのファイルは無視されます。 -
過去のコミットには影響しない
ただし、既にコミットされた履歴には影響を与えません。過去のコミットに含まれているファイルは、リポジトリの履歴に残ります。これを完全に削除したい場合は、履歴を改変する必要がありますが、これは慎重に行うべきです[20][32]。
このように、一度Git管理対象としたファイルを後から.gitignore
で管理対象から外すことは可能ですが、適切な手順を踏むことが重要です。
参考・引用