『グローバル市場を狙え!スタートアップ必須の海外展開に向けたSNSマーケティングの秘訣』イベントの参加レポート
海外展開に向けたSNSマーケティングの秘訣
講師: 株式会社BEYOND 代表取締役社長 道越 万由子さん
中国以外の東南アジアに向けてSNSマーケを展開している
400社以上のSNSマーケ・サポート
各SNSの状況や、マーケティング手法について
自社メディア
在日外国人コミュニティの運営
Facebook, Instagram, X (Twitter) の状況
- Facebookの使用属性
- 経営者層, ビジネス層, 富裕層
- 40代など
- 世界的にシェアが高い
- 10〜20代の若者層
- 日本は、Instagramへの熱狂度が高い。
- 世界的にシェアが高い
- X (Twitter)
- 人口に対する使用率は、日本語が一番多い。
- 日本, アメリカ, ヨーロッパなど
- アジアに対して発信する場合には、使わない。
メッセージツール
LINE: 日本, 台湾
Facebook Messagnger: 世界的
What's up: 世界的
動画メディア
- Yotube:世界的
- Tiktok: 中国版/海外版 で分かれている
Google Map は Global
- Google Mapは、世界中で活用されており、ローカルな口コミが参照される。
- 口コミは、自動翻訳される。
海外向けの発信
海外に向けて発信する場合は、ターゲットによってツールを使い分ける。
- ターゲットの年齢・世代
- ビジネス系/一般系
海外市場の調査・ニーズ調査の手法
まずは、ターゲットの声を聴こう!
正しい、ローカライズ戦略をするためにも。
ターゲットの声を聴く(必須事項)
- Webアンケートの実施
- 在日外国人を集めた座談会や、現地とのオンラインヒアリング
- 欧米豪で、考え方や価値観が変わる
- それぞれ3人ずつぐらいヒアリングするといいかも。
- 在日外国人の方と繋がる際は、Facebookが一番繋がりやすい。
- 欧米豪で、考え方や価値観が変わる
- 現地事業者へのヒアリング
- 現地の事業者との連絡手段
- LinkedIn で挨拶を取るとアポが取りやすい。
- 欧米豪のビジネス系の方に有効
- Facebook Messanger でもコンタクトは取れる。
- LinkedIn で挨拶を取るとアポが取りやすい。
- 現地の事業者との連絡手段
- 競合や、SNS上での投稿数や、ハッシュタグの調査
- SNSでまずは、仮説をもとに発信する
ターゲティング広告
地域や世代・年齢などのターゲットを絞り込んだ広告
- ターゲット層に対するアンケートを実施する
- 反応を見る
- 事前に認知を獲得
ブランド・コンセプト, ブランド・マーケ戦略
提供価値や、ブランド・コンセプトによって伝え方が変わる。
各国におけるSNSマーケティングの具体的な手法
1. 細かくターゲティングした情報発信
ターゲット(ペルソナ)を明確にする
ターゲットの目線に合わせたコンテンツを作成する。
「海外の目からどう見えるか?」を意識したテイスト・コンテンツを作成する。
ターゲットをイメージしての発信が重要!
2. ターゲットの方の目線に合わせたコンテンツを
ターゲットの方の目線に合わせたコンテンツ作成
3. リアル感とひと気のある記事を
利用シーンがイメージできるような記事
担当の人をコンテンツ内に入れると親近感が湧く!
インフルエンサー・マーケティングよりも、熱量のある素人🌟
KOL(Key Opinion Leader)みたいな凄いインフルエンサーよりも、身近な在日外国人の方にお願いする方が費用対効果が高かったりもする!
4. 丁寧で誠実、密なコミュニケーション対応が重要!
海外の方は、日本人よりも公式アカウントにメッセージを送ったり、DMを送ったりしてくれる。
5. 動画・ショート動画の活用
口コミしてもらえる仕組み・仕掛けが大事!
Facebook ターゲティング広告
どんなターゲティングができるか?
- 国
- 位置情報
- 年齢/性別
- 言語
- 趣味・志向
- 今どこにいるか?
- 会社
福島県の事例:『Samurai Spirit Tourism』
2018年7月、欧米をターゲットとした、英語公式Facebookページ「Samurai Spirit Tourism」を開設しました。
石田大成社様にて、動画制作、記事制作などのコンテンツ作りを担当し、当社は、プロモーション支援として、 SNSマーケティングによるFacebook広告配信と記事の拡散運用を行いました。
福島県は、2011年の東日本大震災の風評被害が今でも色濃く残り、インバウンドの誘致のためには革新的なブランディングが必要でした。
そこで、会津若松を中心として、剣道体験やお城や祭りなどの旅行コンテンツを中心とした侍文化を軸に”Samurai Spirit Tourism”として、侍の精神を感じる旅として、欧米豪の日本の歴史や文化に興味がある層や、侍に興味がある層をメインターゲットとして、発信することで、新たなブランディングを図りました。結果として、運用約7か月で、熱狂的な欧米の侍好きなファンを3万人以上抱える、Facebookページとなりました。
魅力的な投稿内容や方法
1. ひと気のあるコンテンツ
人が体験している様子
「どんなコンテンツなのか?」がわかりやすい
お客さんにどうシェア(共有)してもらえるのかの仕組み
2. お客さんに投稿してもらえる仕掛けを作るのが大事
投稿したら、その場で何%OFFみたいなPopをテーブルに置いたお店、SNSシェアによる口コミで大人気になったお店!
- 東アジア/東南アジアは、クーポン, お得, プレゼント・キャンペーンが刺さる
- お買い物10%OFFクーポン
- 韓国と台湾向けに、15,000円ぐらいの広告を実施してみた!
- 鳥取のドンキホーテに17人も来た!
ミャンマーのエンジニア募集はFacebookを活用
日本で働きたいミャンマー人のエンジニアを募集するようなSNSマーケティング施策では、Facebookを活用
LinkedIn広告について
LinkedIn広告は、海外の企業やビジネス層をターゲットにしたい場合は、使える。
人材採用などでも使える。
SNSマーケは、小さくスタートしてPDCAを回し続ける
Q & Aコーナー
Instagramのハッシュタグの上限は?
アルゴリズムからの評価があるので、投稿と関係あるハッシュタグであることが最重要です。
最大30個までつけられますが、見た目を気にするかどうかで判断すればいい。
検索対策として、ハッシュタグを入れる。
ビックワード, ミドル・ワード, ニッチなワードの3種類をバランスよく入れるといいと思いました。
Facebookでのハッシュタグについては?
Facebookの場合は、ハッシュタグ検索をしないので、ハッシュタグを使わない。
アンケートについて欧米豪の方に回答してもらうには?
Amazonギフト券などが有効
欧米豪は、回答率が高い。
イギリス・フランスは、回答率が低い。
言語の使い分けについて
ターゲットが明確になっていない場合は、まずは英語にする。
仮説で、ここを狙いたいと決まっているなら、2ヶ国語ぐらいまでなら、併記することがあります。
場合によっては、国ごとにアカウントを作成したりもします。
母国の人が出演すると、その国からのインプレッション・エンゲージメントが上がりやすい。
投稿のインプレッションが伸びるコツは?
投稿して、30〜1時間ぐらいの初動の反応で伸びるか/伸びないかが決まります。
また、反応するターゲット層に刺さっている投稿の場合は、その層に表示されやすくなります。