【プロジェクト/プロダクト】PM/PdM/POの違いと役割について📝

そもそものプロジェクトとプロダクトの定義📝
プロジェクトマネージャーとプロダクトマネージャーを理解する上で、プロジェクトとプロダクトへの理解が必要不可欠です。
プロジェクトとは
ITにおいての情報システムやソフトウェア等の開発をプロジェクトということが多く、規模は数人から数十人、場合によっては複数のプロジェクトを束ねて全体で数百人規模のものもあります。
また、「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である」と定義されています。ポイントは、「独自の」という部分と「有期性の」という部分 です。
プロジェクトは、これまでに存在したことのない成果物を創造するために行う活動で、開始と終了が明確になっている必要があります。
プロダクトとは
プロダクトとは、顧客に価値を提供するために作られた製品やサービスのことを指し、物理的な製品(例: 家電)からデジタル製品(例: アプリやソフトウェア)まで多岐にわたります。
プロジェクトとは反対に、1つのプロダクトに対して長期的に関わることが多く、有期性でないこともあるかもしれません。
参考・引用

【プロジェクト/プロダクト】PM/PdMの違いと役割について📝
PM (Project Manager)とPdM (Product Manager)の主な違いは、担当範囲と責任です。
PMはプロジェクト単位で、プロジェクトの目標達成に責任を負います。
一方、PdMはプロダクト全体、つまり製品やサービスについて責任を負い、その成功を目指します。
簡単に言うと、PMは「どうやって作るか」を、PdMは「何を、誰に、どんな目的で提供するか」を考えます。
PM (プロジェクトマネージャー)
- 担当範囲:プロジェクトの計画、実行、管理
- 責任:プロジェクトの目標達成、予算、スケジュール、品質管理
- 視点:プロジェクトの目的達成、タスク管理、リソースの効率的な利用
PdM (プロダクトマネージャー)
- 担当範囲:プロダクトの企画、開発、リリース、改善、戦略
- 責任:プロダクトの成功、ユーザーニーズの理解、市場動向の把握、ビジネス価値の追求
- 視点:ユーザー価値とビジネス価値のバランス、プロダクトの長期的な成長、市場における競争力
それぞれの違いを具体的に説明すると
責任の範囲
PMはプロジェクトの成果に責任を負う一方、PdMはプロダクトの長期的な成功に責任を負います。
視点の違い
PMはプロジェクトの実施に焦点を当てますが、PdMはプロダクトの戦略、市場、ユーザーのニーズを総合的に捉えます。
業務内容
PMは、タスク管理、進捗管理、コミュニケーション、リスク管理などを行います。
PdMは、市場調査、プロダクトロードマップの策定、開発チームとの連携、ユーザーフィードバックの収集などを行います。
まとめ
要約すると、PMはプロジェクトの成功に、PdMはプロダクトの成功に責任を負う、それぞれ異なる責任範囲を持つポジションです。

PdM/PM/PO/PMMの違いについて📝
PdMとPM・PO・PMMの違い
PdMとPMの違い
PM(Project Manager:プロダクトマネージャー)とは、担当するプロジェクトを成功に導くための計画立案から進捗・品質・コストの管理までを担う責任者のことを指します。
例えば、プロジェクトにおけるスケジュールの決定・管理や人的リソースの配分、そのためのステークホルダーとの調整などはPMの役割です。
また、プロジェクトを円滑に進行させるためにPMがプロジェクトメンバーの状況を把握し、進捗の遅れやトラブルがあればケアするなど、チームを束ねて導くことも重要な責務です。
PdMとPMの違いは、その責任範囲にあります。
PdMがプロダクトそのものに責任を持ち、その成功のために自社や競合、顧客にも広く目を向けるのに対して、PMはあくまで自身が担当するプロジェクトに対して責任を持つ立場です。
PdMとPOの違い
PO(プロダクトオーナー)とは、求められるプロダクトの開発を進めるための意思決定権を持つ責任者です。
費用対効果や開発チームの状況を考慮した上で、プロダクトの価値を最大限高めるためにしかるべき開発の方向性や具備すべき機能、実装の優先順位を決めることがPOの役割です。
PdMは「どんなものを」「何のために」作るのかの段階から関わります。この点が、PdMとPOの違いです。
POは作ることが求められているプロダクトを「いかにして実現するか」のフェーズに関わり、責任を持ちます。
PdMとPMMの違い
PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)とは、プロダクトの成功に向けたビジネスサイドの戦略立案・実行・意思決定を担うポジションです。
ビジネスサイドというのは、具体的にはカスタマーサクセス ・セールス・マーケティングなどの分野を指します。
例えばマネタイズのための戦略立案や、営業体制の設計などはPMMの役割です。
PdMに必要なスキル

PdMを深掘りする📝
具体的な業務としては、ユーザー調査や市場調査、競合分析、プロダクト企画、ロードマップ作成、開発チームとの連携、リリース後のモニタリングなど多岐に渡ります。
PdMは、プロダクトの成功に責任を持つ重要な役割を担っており、ビジネスセンス、コミュニケーション能力、リーダーシップ、そして技術への理解など、幅広いスキルが求められます。
PdMの周辺体制図📝
参考・引用