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【生成AI/LLM/AIエージェント】自律型のAIエージェント『Manus』について📝

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まさぴょん🐱まさぴょん🐱

Manusでできること/活用方法について📝

ビジネスでの活用

  1. 市場調査・競合分析:ウェブ検索やデータ分析を自動で行い、レポートを作成。
  2. コンテンツ制作:ブログ記事、プレゼン資料、SNS投稿の自動生成。
  3. 経理・法務支援:請求書作成、契約書のチェック、財務データ分析。
  4. カスタマーサポート:問い合わせ対応の自動化。

個人利用の活用例

  1. スケジュール管理:タスクのリマインダー設定。
  2. 旅行プラン作成:目的地と予算を入力すると、最適なプランを提案。
  3. 学習サポート:教材の作成、要約、語学学習のサポート。

参考・引用📝

https://note.com/kyonkoizumi/n/n8025e392399c

https://zenn.dev/koukiwf/articles/1f051be1257f1e

まさぴょん🐱まさぴょん🐱

自律型のAIエージェント『Manus』(マヌス)とは?

https://manus.im/app

Manusは、中国のスタートアップ「Monica社」によって開発され、2025年3月6日に正式に発表されたAIエージェント。
従来のチャットボットとは違い単に質問に答えるだけでなく、ユーザーの指示を受けて自律的に思考し、計画し、実行することができます。

まさぴょん🐱まさぴょん🐱

Manus VS Dify📝

以下は ManusDify の特徴を整理し、どちらがどんな場面に向いているかを俯瞰できるようまとめたものです。先に結論だけ言えば――

「自律エージェント(何でもやってほしい)」なら Manus
「自分で設計して拡張したい業務アプリ」なら Dify

両者は狙いがまったく異なるので、用途がはっきりしているほど選択は簡単です。

Manus とは

コンセプト

  • 「思考を行動に変える」汎用 AI エージェント。タスクを分解し、ツールを呼び出し、結果物まで出力するところまで自動化する設計。(manus.im, manusai.io)
  • GAIA ベンチマークの全難易度で SOTA を達成しており、汎用タスク遂行能力を強調。(manusai.io, medium.com)

主な機能

機能 概要
ツール呼び出し ブラウザ操作・ファイル生成・外部 API 呼び出し等を自律判断で実行 (manusai.io, medium.com)
マルチモーダル テキスト・画像・コードを統合処理できる (medium.com)
独立実行環境 人が監視しなくてもタスクを完遂するワークスペースを内部に保持 (manusai.io)

エコシステム・制約

  • 招待制ベータ:招待コードが転売されるほど希少。(businessinsider.com)
  • 中国発・Qwen 連携:Alibaba のオープンモデルと協業し、国内計算資源でも動く体制を整備。(reuters.com)
  • プライバシー懸念:クローズド SaaS かつ中国事業者のため、データ持ち出しを懸念する声もある。(vox.com, businessinsider.com)
  • 精度課題:自律動作ゆえに誤情報や著作権リスクがまだ残るとの実地レポート。(businessinsider.com)

Dify とは

コンセプト

  • OSS で公開されている LLM アプリ開発プラットフォーム
  • 「Figma 的」なビジュアルワークフローで RAG・Agent・LLMOps を一つに統合。(github.com, dify.ai)

主な機能

機能 概要
ビジュアル Workflow / Agent Builder LLM ノード、IF/ELSE、HTTP 呼び出し、コード実行などをドラッグ&ドロップで接続 (docs.dify.ai)
RAG パイプライン PDF/HTML/Notion などを取り込み、キーワード・ベクトル・ハイブリッド検索で再検索 (docs.dify.ai)
マルチモデル対応 OpenAI、Anthropic からローカル推論基盤 (Ollama 等) まで 10+ のモデルを切替可能 (docs.dify.ai)
OSS & 自己ホスト Docker/Helm で社内インフラに即導入。GitHub ⭐️10 万超。(github.com, docs.dify.ai)
SaaS / AWS Marketplace 版 管理不要で使えるクラウド版も提供、企業向けに日本語サポートも拡充中。(dify.ai, aws.amazon.com)

エコシステム・強み

  • OSS コミュニティ:180k 以上の開発者が参加、週次で高速リリース。(docs.dify.ai)
  • 透明性:Apache-2.0 + 商用ライセンスで導入自由度が高い。(docs.dify.ai)
  • エンタープライズ導入実績:1 か月で 200 以上の社内 AI アプリを量産した事例。(dify.ai)

機能比較まとめ

項目 Manus Dify
ライセンス クローズドβ(招待制) Apache-2.0 OSS + SaaS
主眼 汎用タスクの完全自動実行 アプリ開発基盤として柔軟拡張
自律エージェント 標準搭載、GAIA SOTA Workflow 内で Agent ノードを構築
RAG・DB連携 公開情報少 ベクトル/キーワード/ハイブリッド検索を GUI で設定
外部ツール統合 内蔵ツール中心(外部 API 追加は未公開) OpenAPI / Plugins をロード可能
デプロイ形態 クラウドのみ(中国DC) 自己ホスト・SaaS・AWS VM
ベンチマーク GAIA 3難易度でトップスコア 公式ベンチ無・実運用例多
価格 未公開、転売コード高騰 OSS 無料 / SaaS 従量課金
データガバナンス SaaS 内部に保持 自己ホストで完全管理可

あなたのユースケースに当てはめると?

「商談動画を解析 ➜ 文字起こし ➜ サマリ ➜ お礼メール送信」のような、
独自ワークフロー+社内データ+外部 API の連携が必要

  • Dify だと

    • Whisper や A1 (音声→テキスト) を ASR ノードで呼び出し
    • RAG で「過去の商談テンプレート」や CRM データを検索
    • LLM ノードでメール文生成
    • HTTP Request ノードで Gmail API 送信――という 一連のフローを GUI で可視化 できる。
    • 自己ホストすれば顧客情報を社外に出さずに済む。
  • Manus だと

    • 「動画 URL と目的」を投げるだけで一括自動化できる可能性はあるものの、
    • 現状は招待制で API 拡張性が不透明、動画長時間処理の制限も未公開。
    • 個人情報・機微情報を中国リージョンに上げるリスクを考慮する必要がある。

選定ガイドライン

判断軸 おすすめ
自分で細部を制御し、組織内に安全に運用したい Dify
ベンチマーク最強の自律エージェントを早期検証したい(招待取得前提) Manus
動画処理・メール送信など複数 API 連携を実装したい Dify(HTTP / Plugin 連携が豊富)
PoC ではなく本番システムで監査ログやコスト管理が必要 Dify(Observability, Cost Tracking 有)
英語以外の UI/コミュニティが欲しい Dify:日本語 Docs & Blogあり

まとめ

  • Manus は「AI が丸ごと代行してくれる体験」を提供する先端エージェント。ただしクローズドで企業利用のハードルが高い。
  • Dify は「自社仕様の AI アプリを OSS ベースで設計し、継続改善できるツールチェーン」。エンタープライズ要件や日本企業のデータ主権にもフィット。

あなたの要件(動画→テキスト→メール送信)では、拡張性とデータ保護を両立できる Dify が現時点で現実的 です。Manus が正式公開され、高度なマルチモーダル API が使えるようになったら、改めて比較検証してみるとよいでしょう。