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【コーディング規約】code 80 column rule (80カラムルール)とは📝

80カラムルール (80 column rule) とは?
80カラムルール (80 column rule) とは、プログラミングでソースコードを書く際に「1行あたりの文字数を80文字以内に収める」というコーディング規約のことです。
これは以下のような理由で広く採用されています。
理由・背景
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歴史的背景
元々は、古い端末(ターミナル)が1行80文字で表示できるように設計されていたことに由来します。
今でもプログラマが使うエディタやターミナルのデフォルト幅が80文字に近い場合も多く、慣例としてこのルールが引き継がれています。 -
可読性の向上
長い行のコードは横にスクロールする必要があり、読みづらくなります。
80文字前後に収まるようにすると、モニタ画面内に収まりやすくなり、視線の移動も少なく済むため読みやすくなります。 -
比較やレビューがしやすい
GitHub や他のコードレビューシステムでは、差分やコードを2カラムで並べて表示することがよくあります。
1行80文字以内にしておくと、2カラム表示でも行が折れにくく、比較しやすいです。 -
他の規約や慣習との親和性
Python の PEP 8 など、多くの言語やフレームワークのスタイルガイドでも80~100文字程度に行を制限するよう推奨されており、チーム開発でもこのルールが取り入れられることがしばしばあります。
まとめ
もっと文字数を増やせるエディタが一般的になった現在では、「80文字は厳しすぎる」として100文字や120文字を採用するプロジェクトも増えています。
しかし、可読性を保ち、レビュー作業などの効率を高めるために、80カラムルールは今なお多くの現場で意識されているスタイルガイドの1つです。