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【コーディング規約】code 80 column rule (80カラムルール)とは📝

まさぴょん🐱まさぴょん🐱

80カラムルール (80 column rule) とは?

80カラムルール (80 column rule) とは、プログラミングでソースコードを書く際に「1行あたりの文字数を80文字以内に収める」というコーディング規約のことです。

これは以下のような理由で広く採用されています。

理由・背景

  1. 歴史的背景
    元々は、古い端末(ターミナル)が1行80文字で表示できるように設計されていたことに由来します。
    今でもプログラマが使うエディタやターミナルのデフォルト幅が80文字に近い場合も多く、慣例としてこのルールが引き継がれています。

  2. 可読性の向上
    長い行のコードは横にスクロールする必要があり、読みづらくなります。
    80文字前後に収まるようにすると、モニタ画面内に収まりやすくなり、視線の移動も少なく済むため読みやすくなります。

  3. 比較やレビューがしやすい
    GitHub や他のコードレビューシステムでは、差分やコードを2カラムで並べて表示することがよくあります。
    1行80文字以内にしておくと、2カラム表示でも行が折れにくく、比較しやすいです。

  4. 他の規約や慣習との親和性
    Python の PEP 8 など、多くの言語やフレームワークのスタイルガイドでも80~100文字程度に行を制限するよう推奨されており、チーム開発でもこのルールが取り入れられることがしばしばあります。

まとめ

もっと文字数を増やせるエディタが一般的になった現在では、「80文字は厳しすぎる」として100文字や120文字を採用するプロジェクトも増えています。
しかし、可読性を保ち、レビュー作業などの効率を高めるために、80カラムルールは今なお多くの現場で意識されているスタイルガイドの1つです。

https://stackoverflow.com/questions/33465711/what-is-the-80-columns-rule

https://medium.com/@carlo.michaelis/the-80-120-column-soft-margin-rule-979526742197

https://www.reddit.com/r/programming/comments/v2ea7v/why_still_80_columns/