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Webhookについて, またWebhookとAPIの違いについて

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まさぴょんまさぴょん

WebHookは「プッシュ型」の通信方式

WebHookは、特定のイベントが発生した際に、指定されたURLに対して自動的にHTTPリクエストを送信する仕組みです。
この通信方式は「プッシュ型」と呼ばれます。
一方、クライアントが定期的にサーバーにリクエストを送り、データの更新を確認する方式は「プル型」と呼ばれます。

以下に、プル型とプッシュ型の主な違いを比較表としてまとめました。

項目 プル型(Pull) プッシュ型(Push)
データ取得方法 クライアントが定期的にサーバーにリクエストを送り、データの更新を確認します。 サーバー側でイベントが発生した際に、クライアントに対して自動的にデータを送信します。
リアルタイム性 定期的なポーリングが必要なため、リアルタイム性は低くなります。 イベント発生時に即座に通知が送信されるため、リアルタイム性が高いです。
通信コスト 更新がない場合でも定期的にリクエストを送信するため、通信コストが高くなりがちです。 必要なときにのみデータを送信するため、通信コストを抑えられます。
実装の容易さ クライアント側で定期的なリクエスト処理を実装する必要があります。 サーバー側でイベント発生時の通知処理を実装する必要があります。
主な使用例 RSSフィードの更新確認、メールクライアントの新着メール確認など。 WebHookを利用したリアルタイム通知、チャットアプリのメッセージ受信など。

プッシュ型のWebHookを活用することで、リアルタイム性の高い通知やデータ連携が可能となり、システムの効率化やユーザー体験の向上に寄与します。

まさぴょんまさぴょん

webhook と api の違いは?

APIとWebhookは、異なるシステム間でデータをやり取りするための手法ですが、その通信方式には「プル型(pull)」と「プッシュ型(push)」の違いがあります。

プル型(pull):
クライアント側がサーバーに対してデータをリクエストし、必要な情報を取得する方式です。
一般的なAPI通信がこれに該当します。
例えば、クライアントが定期的にサーバーに問い合わせを行い、新しい情報がないか確認する「ポーリング」手法が典型的です。

プッシュ型(push):
サーバー側で特定のイベントが発生した際に、事前に指定されたクライアントのURL(エンドポイント)に対して自動的にデータを送信する方式です。
Webhookはこのプッシュ型の代表例です。
webhookでは、一度設定すれば Triggerに応じて自動でデータが送信されるなどの仕組みです。
例えば、GitHubでリポジトリに変更が加えられた際に、設定されたURLに通知を送るといった使い方が一般的です。

APIとWebhookのプル型・プッシュ型に関する比較表

以下に、APIとWebhookのプル型・プッシュ型に関する比較表を示します。

項目 API(プル型) Webhook(プッシュ型)
通信方式 クライアントがサーバーにリクエストを送信し、データを取得する。 サーバーが特定のイベント発生時に、クライアントの指定したURLにデータを送信する。
リアルタイム性 定期的なポーリングが必要で、リアルタイム性は低い。 イベント発生時に即時通知され、リアルタイム性が高い。
通信コスト 定期的なリクエストにより、通信コストが増加する可能性がある。 必要なときのみデータが送信され、通信コストが抑えられる。
実装の容易さ クライアント側でリクエストを制御でき、実装が比較的容易。 サーバー側での設定が必要で、クライアントは受信のためのエンドポイントを用意する必要がある。
セキュリティ 認証や権限管理が容易で、セキュリティ対策が取りやすい。 エンドポイントの公開に伴うセキュリティリスクがあり、適切な対策が必要。

このように、APIとWebhookはそれぞれの特性に応じて使い分けることが重要です。
リアルタイム性が求められる場合や、イベント駆動型の処理が必要な場合にはWebhook(プッシュ型)が適しています。
一方、クライアント側から任意のタイミングでデータを取得したい場合や、セキュリティ管理を重視する場合にはAPI(プル型)が適しています。

参考・引用

https://qiita.com/MetricFire/items/349424cb48630f477d5a

https://qiita.com/kuwazzy/items/fdf363cc1caee9a23686