転職経験談LT会を企画したら個性豊かなLTが集まった話
オンライン家庭教師マナリンクCTOの名人です。
2021年11月25日に以下のイベントを主催しましたので、振り返りとしてレポートを書こうと思います。
特に今回個人的に驚いたのは、事前登録でおよそ130人、当日80人程度の方に参加いただいたことです。
目次
- イベント概要
- 企画のきっかけ
- 集客
- LTの内容
- LT内容の振り返り
- イベント全体の振り返り
イベントの概要
主にエンジニアからエンジニアへの転職経験がある方を対象にLT登壇していただくイベントです。
1人5分で、10枠作って募集しました。
話す内容は転職に関する情報提供であればなんでもOK。グラウンドルールとして、特定の状況の企業を悪く言うようなことは発表しないでください、と参加概要のうえイベントページを公開しました。
企画のきっかけ
ずばり、
このツイートに
このリプライをいただいたことがきっかけです。
ちなみにリプライしていただいたゆーたろーさんは、以前僕が個人で執筆している教材を絶賛していただいたことをきっかけに相互フォローになっていました。
集客
集客はconnpassを作ってツイートする、それだけでした。
ただ、ゆーたろーさんは日頃からイベント開催をよくされている方で、非常に手慣れた様子でLT登壇者、参加者をあっという間に集めてしまいました。
僕はLT5人、参加者20人くらいでしっぽり開催するか〜くらいに思っていたので、これは嬉しい悲鳴でしたw
凄いなと思ったのは、「この方達に登壇してほしいな〜」というツイートとともに、大量のアカウントへのメンションを飛ばしていたことです。これによってタイムライン上での告知効果と、LT枠登壇者を一気に集める効果を兼ねられるのは理屈では分かるものの、実際大量にメンションを飛ばすのはかなり勇気がいると思うので感心しました。
考えてみると、転職経験談についての情報は全然公にならないので、貴重な場としてニーズがあったのかもしれません。
最終的に、事前登録でおよそ130人、当日のZoom参加は80人というそこそこの規模のイベントとして開催できました。
LTの内容
LTの内容は大きく分けていくつかのパターンに分類できました。
異業種からエンジニアへ転職された方の、当時のエピソードとその後の転職の話
共催で集客も担っていただいたゆーたろーさん自身が、異業種からエンジニアへ転職された背景があることもあり、異業種からのエンジニア転職された方のエピソードが最も多かったように思います。
業界や組織規模が異なる企業間での転職経験を中心に据えた話
続いて、2名ほどの方に挙げていただいたトピックとして、業界ごとに自分の活躍の幅や待遇が異なってくるという話がありました。
要は、エンジニアをやっていると、スキルだけで自分の収入や待遇は良くなっていくという発想に最初はなりがちだと思うのですが、本当に収入を目標にするのであれば、待遇のいい業界を選べばいいよという身も蓋もないトピックです。業界を変えて転職した結果、収入は下がったけど、新しいスキルに触れることができて結果的に見てよかったと思う。といった結論のLTもありました。
また、これをさらに深めた考え方として、異業種からエンジニアに転職した方は、ある程度スキルを身につけるとその業界に戻るのもいいよ、という意見も出てきました。これは納得です。僕自身は新卒からエンジニアですが、そうではない方は、特有のドメイン領域に詳しい状態で技術を掛け合わせてもとの業界に戻り、ビジネス側と対等に対話できる立場として仕事をするという話です。とても面白い視点だと思いました。
また、手前味噌ですが僕は自身の経歴である、一部上場企業からベンチャーへの転職経験を話しました。
双方ともに、成長できる領域が異なるので、どっちも悪くないよ〜という当たり障りない結論です笑
よほど酷い環境を除けば、その環境で何ができるかというのはある程度模索できると思っています。
自分はそれぞれ3年ほど在籍しているわけですが、登壇者の方の大半が1年程度で転職した経験のある方が多かったので、もうちょっとそこを意識して数年間同じ組織で開発するメリットみたいなものをスライドに盛り込めたらよかったな〜と少し反省はあります。
(反論したいわけではなく、イベントとして特定の結論のスライドに偏るとよくないなと思ったところです。万遍ない視点を参加者に提供できるイベントが理想)
達観した話
一番最後のLTで、「転職が成功するかしないかは運です」という発表があり、この発表内容はオフレコとのことだったので詳しくは書きませんが、本イベントのなかで最も転職経験談を語るにふさわしい達観したスライドだったなぁと感じました。
LT内容の振り返り
せっかく未経験で採用してくれた企業をあっという間に退職してしまうのはいかがなものか、というのが一般的な認識ではあると思うのですが、発表を聞くと早めに転職した方もやりたいことや自分に足りないものを自覚して、反省しつつ次の活動に向かっている方も多いのだと感じました。
あと、採用側の企業の問題点として、単純に採用前に言っていた利用技術が嘘だったという事例も赤裸々に発表されており、それはシンプルに酷いなと思います。
弊社のようにテックブログをどんどん書いているような会社はオススメです!(?)
業界と自分のスキルのかけあわせという視点での話は僕自身も大変学びになりました。昨今話題のドメイン駆動設計という開発スタイルも、事業の問題領域についてエンジニアが理解を深めることを大事にしていますし、そういった風潮にも相性がいい考え方だと思います。
イベント全体の振り返り
登壇者の皆さんのテンションが高くて、司会としては非常に助かりました。
また、参加者の方の複数名から、ファシリテーションが上手かったと言っていただいて個人的にはめっちゃ嬉しかったです。
実を言うと、発表を聞きながら手元にキーワードをメモしており、発表後の次の方の準備期間などにそれを少しずつ話題に出すことで間をコントロールしていました笑
2回めもぜひ!というコメントを多数頂いたので、ぜひまた落ち着いたら似たような感じで企画したいなと思います。
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