🎉
【Ruby 3.4 Advent Calender】Ractor 内での require がサポートされた【12日目】
Ruby 3.4 Advent Calender 12日目の記事です。
これはなに
今年 2024年12月25日にリリースされる予定の Ruby 3.4 の新機能や変更点などを1つずつ紹介していく Advent Calender になります。
基本的には NEWS に載っている機能を紹介すると思うんですがここにない機能についても書くかもしれません。
また、記事を書いてる時点ではまだ Ruby 3.4 はリリースされる前なので Ruby 3.4 がリリースされた時点で機能が変わっている 可能性があるかもしれないので注意してください。
記事のまとめは ここを参照 してください。
require
がサポートされた
Ractor 内で Ruby 3.4 Ractor
で require
が許可されるようになりました。
次のようなコードは Ruby 3.3 ではエラーになっていたんですが Ruby 3.4 からは動くようになります。
Ractor.new {
# Ractor 内で require できるようになった
require "json"
require "pp"
json = <<~EOS
{
"id": 1,
"name": "homu",
"age": 14
}
EOS
pp JSON.parse(json)
# => {"id" => 1, "name" => "homu", "age" => 14}
}.take
このときの require
は Ractor
のメインプロセスで実行されます。
Ractor
内で pp
ができないのが地味に不便だったのでこれは便利ですね。
また、それに付随して Ractor
のメインプロセスかどうかを判定する Ractor.main?
メソッドも追加されました。
def check
Ractor.main?
end
p Ractor.main? # = > 0
Ractor.new {
p check # => false
}.take
p Ractor.main? # = > 0
メインプロセスの場合は true
ではなくて 0
が返ってくるんですねー。
Discussion